――――――――――
2021・614水曜(令和三年)
――――――――――
中国の原発事故だが、最後の方に速報の記事を貼り付ける。 結果から言えば相当に深刻な状態であり、中国の技術力ではどうにもならず、更に、今の状態というのは恐らく「 冷却水が止まったらそのままメルトダウンの拡大、そこからのメルトスルーの発生」 の手前なのであろうというそれ。
勝手に言えば、燃料棒を引き抜けない状態であり、更に制御棒を降ろせない状態。 もっと言えば、制御棒が半分くらい下りているのかもしれないが、全て機能していない状態。
そして燃料棒のケースが破損しているので、それらの全てを引き抜いて交換出来ない状態。 更にその燃料棒のケースから核燃料の、恐らくペレット状になっている粒、という言い方をするが、それが圧力隔壁の底の方にたまっていて、そちらで勝手に原子核崩壊、つまり反応を起こしていて希ガスの発生と、熱と圧力の発生。
だから定期的にベントを行って圧力を逃がす必要があるのだろうが、そのたびに放射線、放射性物質が環境に放出される状態。
更に最悪を考えるのなら、圧力隔壁の何処かに亀裂だとか穴が開いている、またはどこかの接合部分からずっと放射性物質が、濃い放射性物質とエネルギーの高い放射線が外界に噴出している状態。
だからあなたにわかり易く言うなら、スリーマイル島の原発事故の更に深刻なものという言い方かもしれない。 そしてこの状況を中国はもちろんなんとも対処出来ないのでフランスに言った… のだったらまだ救いがあるのだが、恐らく面子から、恐らく隠ぺいからその動きすらしていない。
==
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB15E200V10C21A6000000/
【パリ、北京、広州=共同】中国広東省台山市の台山原発から放射性希ガスが大気中に放出されたとされる問題で、15日付のフランス紙フィガロなどは、原発の冷却水内の希ガス濃度がフランスでは原子炉停止となる上限値の少なくとも2~3倍に上っていると伝えた。 加藤勝信官房長官や香港政府の林鄭月娥行政長官は15日、事態を注視していると相次ぎ表明し、中国側に情報公開を求めた。一方、中国外務省報道官は「環境や公衆の健康に影響する事態は起きていない」と強調した。 濃度上昇が確認されたのは、1号機の原子炉格納容器内を循環する冷却水。中国での通常の規制値も上回るが、中国側企業が運転停止を避けるため、当局に上限を高めるよう求め、許可を得たとされる。 既に昨年10月には小幅の濃度上昇が確認されていた。状況は悪化を続けているという。フィガロは中国の電力不足を指摘し「経済回復のため安全を犠牲にしたのか」と疑問を投げ掛けた。 希ガスは核分裂の際に発生するキセノンやクリプトン。原発の燃料棒の一部に問題があるとみられる。
== 日経 615 抜粋
今回の事故の発端は、先ず最初に米軍の偵察衛星の24時間リアルタイム監視に異常が見られたから、そこからの観測、そして明らかに異常だったので… ( 恐らく熱源センサーかなと思う。 5月の末で米軍は空間線量を計測する飛行機を飛ばしていない。 しかし614くらいの日付で嘉手納基地に米軍のその計測飛行機と、フランス軍の計測飛行機が着陸しているのが確認されている) …それをフランスに知らせた。
これはフランス政府に知らせたのか、フランス企業なのかは分からない。 ただ常識的にはフランス政府だろう。 そこから国営企業のフラマトムだったか、名前をいい加減に憶えているが、その企業がフランス国内からのリモートで原子炉内を調査… というか、そういう事は最初からやっているだろうから、彼らが何故5月の時点で気づかなかったのか。
中国の側が内部の情報をフランスに渡していなかったのか、そのあたりは分からない。 中国広核企業集団という所とフランスのフラマトムの7対3の合弁だから、フランス側にそれらの権限が与えられていなかったのかもしれない。 これは分からない。
兎に角フランスが調べた。 そしたら明らかに異常が見つかったので広核企業集団に何度も問い合わせたが無視、大丈夫と言われた。 更に「 外界の放射線関連の安全基準値を相当に緩和した」 という訳の分からない動きに出たので、勿論そうした動きを見たフランス側はとんでもない深刻な事態が発生していると判断し、即座に米国政府に連絡をした。
何故こんな流れになっているのか。 それは、実際に建物を建てたのはフランスと米国の建設会社だったから、というのは一見もっともに見えるがそれよりも問題は深刻で、この広核企業集団( この名前も適当だ、たぶん違っている) …にBHRホールディングスだったかなんだったかの米国の投資会社が相当にカネを突っ込んでいて、このBHRの役員がハンターバイデンなのだ。
だからそうしたつながりがあるので、広核集団の企業価値が下がるとハンターに大きな不具合が生じるのでジョーバイデンなる人物は、本当に彼にそれらの認識能力があるのかは相当疑問だが、この事故を事故としてみていないというか、事故として処理するのを拒否し、背広組集団としては何も問題がないと決めたようだ。
そして制服組、つまり軍人たちからすれば、中国の金融センター香港と、戦争遂行の為の主要都市である深センが壊滅的な打撃を受け、それらの地域に集まっている優秀な頭脳の持ち主の中国人たちが放射能障害で大量に死亡してくれればくれるほどそれは米国の国益につながるのだから、恐らく彼らは助けないのだ。 本当に3回の国家安全保障会議が開かれたのかも分からない。
==
https://biz-journal.jp/2016/07/post_15795.html
広東省台山市では、中国国有の中国広核集団とフランス電力の合弁による「台山原発」が新たに建設されている。同原発が擁する2機の原子炉は、アレバNP、フランス電力、シーメンスが共同開発したEPR(欧州加圧水型炉)と呼ばれる新型だが、これがいわくつきなのである。 昨年4月、アレバNPが行った圧力試験で、EPRの屋根と底の部分に脆弱性が見つかったのだ。これにより、採用を決めていたフィンランドとフランスの原発建設計画が中断している。 ところが、台山原発では建設を続行し、2機とも完成させたのだった。 今年3月に開催された全国人民代表大会(全人代)で採択された第13次経済5カ年計画では、2020年までに原発による発電量を5800万キロワットに増加させることが盛り込まれた。現在の2倍以上に相当するこの発電量を実現するためには、年間7~8基を新たに稼働開始させることが求められる。さらに30年までには、中国は原発の稼働数と発電能力の両面で世界一となるとみられている。
==ビジネスジャーナル 2016.07.07 抜粋
フランスの側は炉内で使う、恐らく軍事用の、原子力用の無人ロボットの提供を申し出た、これは勿論即座に拒否されたのだろうと見る。 つまり、炉内の燃料棒がどうなっているのかを確認した上でどうにかしないといけないのだろうが、それが出来ない。
そして引き抜くことも出来ないのだろうとみる。 ケースが破裂しているから。 そしてケースが無事であり制御棒もすべて降ろせる状態だったとしても、圧力隔壁の底のほうにうず高く原子炉燃料が積みあがって山になっていたとしたら、これはどうにもならない。
それを回収しない限りにおいてはこの状態は永遠に続く。 冷却水の循環が停電などで止まったらそれでアウトだ。 だからそういうこともあるので原子炉を絶対に止めないのだろうと見る。
つまり冷却水の電源が別回路になっていない可能性を言う。 そんなバカな事があるのかと自分でも思うが、そうとでも考えないと今の中国の動きは理解できない。
==
https://biz-journal.jp/2016/07/post_15795.html
これほどまでに原発を推進させる中国には、れっきとした魂胆がある。広東省地方紙の社会部記者によると、「国内の電力確保ももちろんだが、中国政府はそれ以上に原発輸出ビジネスを見据えている。すでにイギリスやルーマニアへの原子炉輸出が決まったが、現在もさらに多くの国と商談中」という。 国の政策に逆らうことのできない中国では、問題が発覚しながら稼働へと進む台山原発に異議を唱える者はいない。しかし、同原発からわずか130キロで、有事の際には巻き込まれる可能性がある香港では、市民団体らによる反対運動が展開されている。これに対し中国広核集団側は、「稼働までには数年にわたっての十分な安全検査を行う」と答えた。 ところが、香港独立系メディア「傳真社」は、その言葉がでまかせであることを暴露している。5月26日付で、「中国側が、最低2年は必要とされる安全検査を1年未満に短縮し、来年中に原発を稼働させるよう現場に要請した」という、同原発の建設に関わるフランス人技師の証言を伝えたのだ。 問題が指摘されている新型原子炉を、十分な安全検査を経ないまま稼働に踏み切ろうとする危険極まりない姿勢が明らかになったわけだが、これも氷山の一角だろう。中国では現在、計31基の原発が稼働中で、さらに23基が新設中だが、安全性においてはいずれも同様の状況であるとみられている。 (文=牧野源)
==ビジネスジャーナル 2016.07.07 抜粋
そもそもが最初から「 劣化した部品で、安全点検、安全管理無視」 で動かす事だけを真っ先に行う目的で台山原発は起動した。 だから事故が起きない訳がないと最初から言われていた。 北欧の国家は安全基準を明らかにクリアしていない今回のフランスの原発の稼働に関しては相当に慎重になっており、今でも止まっている。 それが彼らの運命を助かる方向に導いたという。
そして原子力大国だと勝手に自慢していたフランスも、結局大したことがない、結局モノづくりが出来ない連中だと露見した。 ドイツのディーゼルが世界一だと嘘をついていて、それが露見したあの時の流れと全く同じだ。
今回は中国が手抜き部品( 劣化部品) 、手抜き工事、そしてわたしはプルトニウムを取り出す為に後から勝手に構造変更すらしているだろうなと疑っているので、本当の事故原因は全く分からないが、兎に角傲慢と油断の積みかさねが今回の動きを自ら呼び寄せたのだろうなあとみる。
フランスは中国のそれらの粗雑な動きを含めての、全ての安全管理を実現させてこその、それだったら原発大国を自称してもよかったのだろうが、今回の動きを見ると「 ただの売りっぱなし」 であるというのが明らかになった。 わたしはこれを言う。 日立とか東芝に謝れ、と。 いや、彼らフランス勢力が公然と日本の原発関連企業を侮辱するようなことはしていないが。 しかしそれを思う。
==
https://news.livedoor.com/article/detail/20377943/
【北京共同】中国広東省の台山原発から放射性希ガスが大気中に放出されたと報じられた問題で、中国生態環境省は16日、同原発の燃料棒の破損により冷却材中の放射性物質の濃度が上昇したと発表した。情報公開を求める国際世論に押される形で、問題が起きていたことを初めて認めた。技術や安全面の基準は満たしていると強調した。 中国は海外メディアが報じるまで関連の情報を公表していなかった。中国は原発の拡大路線に傾いており、管理の不透明さに懸念が強まりそうだ。
発表によると、問題が起きたのは台山原発1号機の原子炉内で、6万本余りの燃料棒のうち「5本前後」が破損した。 616
==
616の速報になる。 中国が自ら過失を認めるという場合は、彼らの発表に二桁か三桁くらいの深刻度を掛け算して世界を認識する必然がある。 武漢肺炎は彼らは今でもそれを認めていないが、その状態で今回の深刻な原発事故も無関係だとやると、世界から本当に排除されてしまう危機感を持ったのだろうという。 既に何をやっても手遅れだが。 どうせこれらの謝罪に見える発表も、彼らの時間稼ぎの一環でしかない。
問題はこれから。 與邦国島などの空間線量センサーの数字をにらめっこすること。 あとは九州一丸にあるそれらのセンサーの数字と。 香港にもそれらのセンサーはあるが、どうせ数字は捏造される。 今の時点における数値の状態は平常だという中国の発表をそのまま信じろと言うのは無理だ。
技術や安全面の基準をクリアしていると言っているが、しかし彼らは勝手に外部の安全基準を引き下げている。 空間線量だとか放射性物質の濃度が上がっていけば更に安全基準を下げるだけだ。 実に簡単なお仕事と言えよう。 たくさんの中国人に深刻な健康被害が出て、大量の人間が死亡しない限りはどうせ何もするまい。
以前にメキシコの陥没現象のことをいった。 そして今回「 中国人たちが生存をかけて、小舟一つで海に逃げ出す。 ボートピープルがこれから近い未来に発生する」 という事前の伝達情報が正しいのだとするのなら、今、まさに今この瞬間にそれらの準備がなされているのだろうなととらえる。
台山は養殖うなぎの大産地だ。 日本の消費のうなぎはほとんどここで作っているのではなかったかと思う。 夏の土用の丑の日のうなぎにかんして、それぞれの人々は注意深くあってほしいと思う。
人びとはある一定の濃度の放射能に苦しめられる世界に突入する事になる。 それが本当に始まるとは思っていなかったが、始まったのだからそれは認めるしかない。
その日が来る
----
終了
----