白船~White Ship of Peace~ 黒船がもたらした「文明開化」のお返しに、アメリカに「平和開花」をもたらそうと、アメリカ大陸を横断し、インディアン居留区、国連本部、インディアンの独立国イロコイ連邦などで、「歌・踊り・儀式・祈り・瞑想」の「精神の五要素」を基におく「祭り」を開催した。「白船」のメインテーマ「すべての武器を楽器に」を胸に刻み込んだキャラバン隊は、沖縄、日本、アメリカから総勢160名にも及んだ。人々から預かった平和への思いを、約1000年前にすべての武器を放棄し、直接民主主義を生み出したイロコイ連邦へと届けるために訪れた。
スタート地は市民運動の発祥の地サンフランシスコ・バークレー大学。3週間に渡る歴史のヒーリングのキャラバンは、奇しくも黒船がアメリカを出航した11月24日に幕を開けた。
聖地アルカトラズ島では全米から結集した約3000人ものインディアンを率いる役割を持たされ、昌吉は先頭に立ち人々を導いた。
インディアン最後の虐殺地ウーンデッドニーでは、オグララ・ラコタ族の族長たちとともに平和を誓いあった。
国連でもセレモニーを開催し、アナン事務総長のフロアーにて「すべての武器を楽器に」替える署名と平和のメッセージの授与式も行った。
最終目的地イロコイ連邦の一万年以上に渡り聖なる教えを語り継いできた叡智溢れる人々と、平和を願う人々との感動の出会いの祭りによって白船は幕を閉じた。