マガジンエロイヒト 1013 台風去って米中の貿易協議の部分合意が為された。 全体合意でないということは、これは誰がどう見ても中国の時間稼ぎということになる。 彼らはすでに最低限10年耐えれば米国の覇権は崩れ落ちる、と大きなところで判断したふうに見える。
しかしわたしの見え方からしたら、10年耐え忍んだら、今の中国を構成している人間が相当のところでいなくなっているとしか思えないが。 我々日本がこの中国との戦いにおいて、大体の区切りを言う。 以前にも言ったが、20年間耐え忍んで、中国の日本に対しての軍事行動、そして日本の内側にいる中国の協力者=売国奴スパイの連中の動きを封じ込めれば、我々の勝ちだ。
勝ちというのは大げさでも少なくとも敗北は大きく避けられた… という言い方をする。 わたしは中国の内部から彼らの歴史固有における幼児や小児たちを祝う数々の祝い事=中国の政治宣伝に今までさんざん利用されてきた=中国は人口が多い国なのだから、これからも大消費地帯、生産地帯として投資の対象になる… と延々やってきたそれらの動きが、2012年頃からピタリと止まったことを注視している。 そして、そのあたりにおいて、欧米世界の人口学者たちが、中国の出生率出生率のおかしさ、そして中国の人口は頂点を超えて、これからは下落の一途だと言い出している。
世界の人々の視点が人口なる領域に向けられるのを避けるあまりに、彼らはやりすぎてしまったのではないかというのが今のわたしの判定。
そうした国家だから、米国との間の部分合意など、それすら結局守らない可能性が高い。 仮にこれを守っても、根幹的なところはどうせ譲らない。 だからどこかの時点で必ず米中衝突が再び出る。 結局今回の合意は、選挙を控えたトランプ大統領が大きく譲歩したという形になる。
しかしトルコのクルドに対しての軍事行動における大きな金融制裁、そして今月末まで合意に達しなければならない英国のEUからの離脱にしても、どうせ全てが丸く収まるわけがないのだから、世界はどうしても、冬至に向かって大不況の道へ移動することになる。 そしてこの世界における現象の表れは、そのシステムはともかく冬至を超えての2月の節句以降ということにどうやらなっているので( 今の世界進行は、二十四節気というものと本当に連動して動いている) 、2年ほど前から言われていた世界大不況入りも大体はクリスマス商戦は我慢するが、それを超えたら崩れ始めるとの通り、本当にそうなっていきそうだ。
貧しくなってカネが回らなくなると、冒険主義を多発する国家が必ずでる。 それは必ずテロの形を取る。 日本でテロが起こされる。 各人本当に警戒してほしいと思う。
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中国に軍事的に追いつかれる前に、米国は台湾に向けての承認を行う可能性がある。 しかし米国の側から一方的にそれを行うのは不自然なので、米国の請願サイト、ウィーザピープルなどにおいて、米国国民が台湾を国家として承認すべし、などという請願を出させている。 恐らく自然発生的なものではあるまい。
30日以内に10万人の署名が集まれば、それを起点として60日以内に米国政府はこれに回答することになっている。 7日に提出され、12日の時点で49800人が署名している。 普通に考えれば10万人は集まると思えるが、中国がサイバーテロを駆使してこれを改ざんする可能性が高い。
しかしこれらの動きをよく見ていることだ。 少しずつ台湾なる領域の存在感を押し上げる動きが積み上げられていくことだろう。 アングロアメリカンは本当に狡猾だからだ。 それは大英帝国じこみでもある。
我々は既存の世界におけるこれらの心象工作の技法もある程度はしっておくべきだ。 それらによって我々なる 分けられていた者たちが 大きく騙されていたのだという事を、それぞれがそれぞれの理解度において知る、そうした段階に今、到達したのである。
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韓国は日韓基本条約における最終的かつ完全に解決済みの文言の中に、賠償と補償における、韓国国民の心に損害を与えた賠償が入っていない、だから永久無限に支払えと言ってきた。 これがムン政権の今のところの主張だ。 そして当時のレートを全く無視して、日本は8億ドルしか支払っていないのに、日韓正常化からで6800億ドルを儲けたと、こちらの側は現在のレートで主張し、どうでもいいから永久無限にカネを情報を戦略物資を、何もかもの労力と時間を韓国に寄越し続けろと主張している。
今月に発表されている文芸春秋にその様なことを韓国の政権の側の人間が臆面もなく言った。
問題はこれらの主張を言うのは勝手だが、それは日本が無視したら何の効力も持たないという事であり、世界の何処の国も支持しないというそれだ。 欧米世界がこれらの主張にyesという事はあり得ない。 そうなるとそれこそ永久無限にアフリカや南米地域にカネを支払い続ける事になる。
この韓国の論者の致命的なところは、今この瞬間の彼の文明的に見える態度、つまり見せることの出来る彼の表現環境設定としての近代なるものが、全て外からの世界から与えられたものであり、朝鮮なるものは何も生み出せず、日本が関与しなければ( したくなかったが) 彼らは土人のままだったという冷酷な現実だ。
彼らは相当消えていくのだなとわたしは思った。 もうコトバはいらぬ。
20191013日曜