生き物地球大紀行 第1章動物たちにとって大移動は、まさにサバイバル。インド洋のクリスマス島では、アカガニの大移動が目撃される。このディナー皿程度の大きさのカニたちは交尾と産卵のために内陸部の熱帯雨林から海岸へ一斉に移動する。そこにはアシナガキアリとの戦いも待ち受けている。ヌーの子供がワニの餌食に。母親は川岸で、ただ見ていることしかできない。心が痛む映像だ。しかし、480キロも旅するヌーの群れは、それを受け入れるしかない。毎年、ケニアとタンザニアを大移動し、あらゆる所に危険は潜んでいるのだ。北米に生息するオオカバマダラ。この蝶たちは4世代をかけて大移動を行う。そしてマッコウクジラは一生を100万キロ以上も移動して過ごすと言われている。