ヒトラーと6人の側近たちⅡ 第2回 「ヨーゼフ・メンゲレ」ー死の天使ーヨーゼフ・メンゲレ(Josef Mengele, 1911年3月16日 - 1979年2月7日) ドイツの医師、ナチス親衛隊 (SS) 将校。 第二次世界大戦中にアウシュヴィッツで勤務。収容所の囚人を用いて人体実験を繰り返し行った。実験の対象者や、直ちにガス室へ送るべき者を選別する際にはナチス親衛隊の制服と白手袋を着用し、クラシックの指揮者さながらに作業にあたったと伝えられ、彼の姿を見た人々からは恐れられた。人種淘汰、人種改良、アーリア化を唱えるナチス人種理論の信奉者であったが、その持論は全く異なった独特の思想である。愛称のベッポ (Beppo) はJosefのイタリア語読み「ジュゼッペ」(Giuseppe) に由来する。 戦後は南米で逃亡生活を送り、ブラジルで海水浴中に心臓発作を起こし死亡した。