観測者の伝達 カミカゼは吹かなかった英国に続いてフランスも中国のファーウェイを自国の通信網の中から外していくという事を表明した。 しかしこれは関係者の発話であって、国家としての正式な動きではまだないから正直分からない。 仏国は嘘つきの国、がわたしの中における彼らのイメージなので今の段階でそれを言っても正直信用できない。 しかし、どれだけ「 タダでいいからファーウェイを使ってください」 と猛烈な売り込みをかけられたのだとしても( 実際そうなのだが) 、今の香港に対してのオーゥエルも驚きのディストピア構築の動きを見て、これら西側世界の指導者たちは…
「 一旦はソ連の壊滅によって死亡した共産主義国家=全体主義国家=独裁国家=王朝 が、ITとAIの技術革新によってその脆弱だった部分、あらゆる流動に対しての管理の強化が可能になった」 事を受けて復活した…
ことをようやく理解しつつある様に見える。 確かに目の前の運転資金を確保するために中国と組むことは必然だったろう。 政治家なのだから。 しかしだからと言って、5年後には国家の中身を全て中国に簒奪されていたらそれは何の意味もない動きだというよりは、明らかに愚かを通り越した判断だった、と後世に評価されるものにになる。 欧米世界の支配層はそうしたマイナス方向における知名度の上昇を望まない。 ところが中国人たちは悪名もまた賛美と考える人種だから、この時点で相当のハンデがあると分かるだろう。 まそれはどうでもいいが。
少しずつの形で、少なくとも通信網に関してはファーウェイの包囲網的なものが構築されている。 ファーウェイは今の流れが続くのなら、9月を超えると( 9月末までは可能だったかもしれないが) 、自社に半導体を供給してくれる会社が一社もいなくなる。 米国の制裁を恐れて、中国の中にある、中国企業の、えーっと SCIM だったかそういう名称の企業にさえ半導体供給を断られている。
SCIMがほんの僅かでもファーウェイを助けたら、即座に米国がエンティティリストにSCIMを入れる。 そうなると彼らは事実上半導体製造機械とソフトウェアを使えなくなるのだから、これは企業としては終わる。 なので断った。 なのでファーウェイの残された選択肢は細かい説明を抜きにして韓国のサムスンしか残っていない。 サムスンが愚かな選択をするかどうかを見ていればいい。 もしファーウェイに肩入れするのなら、サムスンはエンティティリスト入りし、そして事実上終わる。
ムン政権は全てにおいて無能な政権ではあるが、流石にそこまで無能を通り越した自殺としか思えない政策をサムスンに強要する事は、少なくとも今の段階ではないと見る。 ま、そういいながらするのが彼らの存在理由だろうが。
フランスの話題になったのでどうしてもそこから 猿の惑星 の話になる。 これら原作を書いたフランス人には実はあまり興味がない。 これをきちんと映画化した米国の映画界、そしてあの時点における外からの干渉がないことによる米国映画のすばらしさ、みたいなものを書きたいと思った… が、そんな余裕はもうない。
サルの惑星に限らずだが、エンタメの分野において、人間の潜在意識をモノにして何かを伝える、これから起きる動きを伝える告知装置として機能している部分が実は人間世界の中にはある。 日本においてはそれは漫画やアニメやラノベの中にある。 米国は映画だ。 ところが今の米国映画は中国という紅い陰の糸にすっかりエネルギーを未だに吸われ続けているのでちっとも面白くない。
検閲や自主規制というのは「 自らの持つエネルギーを( 想起を、アイディアを) 、自分自身で相手に差し出す奴隷の行動」 なのであり、これこそが、人類の文明が開始されて今は4回目ではあるが、ずっと繰り返されてきたことなのだと我々は知っている。 米国人は恐らく全く知らないが。
猿の惑星における猿とは日本人だ。 少なくとも米国映画はその隠れ設定の下に撮影された。 そして続編の 続猿 においては、白人が有色人種を核兵器戦争をしかけて滅亡させ、からくも生き残ったのだが、放射能にも関わらず猿が( 有色人種が) 生き残ってしまった… 的な色彩を更に加えながら前作に続いている。 続猿における猿は日本人限定とは、当時はそうだったかもしれなないが、今はこれは明確に中国人という風に彼ら米国の白人領域における潜在意識が認識しているだろうなと思う。
問題は第三作目なのだ。 あそこであの世界は 閉塞 してしまった。 ループともいう。 未来がない世界に突入してしまった。 ところでこの宇宙とは基本的に 流動性によって存在している という設定がある。 流動性がない宇宙というもの恐らくはあるのかもしれないが、わたしは知らない。
流動性の世界において、その認識を過去の何処かの座標認識にアンカーでもって固定されて、その未来方向の世界構造線の先端を、固定した場所につなげてしまうと何が起きるのか。
内部のエネルギー内圧が高まる。 そうなるとどうなるのか。 エネルギーを抜き取りやすい、のだ。
この為にこの地上における陰始勢力と言われる領域に所属する人間は、やたら過去にこだわるし、やたら特定の日付にこだわるし、やたら数字などの並びに意味を持たせたりする。 それはそれらの技法を投げつける事で、自分にそうした奪い取りの技法が投げつけられているのだと気づかないままにそれを無自覚に受け入れてしまっている人間から、定期的に大量に恒常システムの一環として種々のエネルギーを抜き取れるからだ。
精神エネルギーというものの概念を突き詰めると、ひとつこうしたシステムがあるのだとしか言いようがない。 だから今の地球世界は実は閉じてしまっている閉塞空間の中に表示されているのだという言い方もチラリと貴方にする。 実際の地球なる領域を形成していた中心領域、本体とでも言えるモノは遙かに先に行ってしまっており、我々がそれを追いかけるのが課題なのであって、それが出来なければ取り残されていくのだというような事を言ったと思う。
それぞれの人びとが、今までの自分の人生において世界構造線の複数の存在、平行世界の存在、そしてその何本かに同時にまたがって存在しているジブン… というものを想起すらできなかったのは、自らが、世界の全ての全てがこの固定された物質世界における粒子… 粒というか塊というかそういうもののみで出来上がっており、自分なる者はその中に入っているというか一体化しているものであり不可分なものなのだと自ら頑迷に決めているところから決して現れなかった。
ところがそのままの状態ではもうこの先を生きていくのが恐らく困難なステージに突入する。 アナタは自分なるものを、まるで映像の様な存在であり、それらはほんのわずかな周波数帯の違いによって事実上無限に一つに合成表示できるような情報パケット体であるという概念を一つもたなければならない。 それらの何処に自分なるものの中心領域があるのかという概念の獲得のことだ。
だからこれからの人類にそれらの概念を当たり前のものとして獲得してもらうために、特に受け入れやすいエンタメ空間などからの情報伝達が今慌てて降りてきているとわたしは捉え、それらの一番分かりやすいものは、今年の秋に公開されるという シン・エヴァゲリオン のそれになる。
劇場版の Q とは確かに閉塞してしまった地球世界から脱出してはいるのだが、その先がない。 右下に突き出た短い棒は、しかしあっという間に終わっている。 エネルギーがないからだ、と勝手に言う。 本当は中だとか外だとかと言うのそのものが間違っているのだが、そういわないと伝わらないので使う。
我々はその外に出なければならない。 しかしこれは単純に O( オー) の外に出るということではなく、Oというものが積み重なった円柱の様なものをイメージしてほしいのだが、その 系から出る というのをやらなければならない。 飛び超えるという事。 でも面倒くさいから出るという事だけを言う。
今回は全くここ向きではない事をしている。 しかし徐々にではあるが、これらの概念を脳の中に少しでもいいからおいて置かなければ、自分自身世界を納得できない、認識できないという風な状況の前に平静さを失うだけになる。 それを回避していただきたい。
世界を決めるのは自分なのである。 自分が世界を決めていると、貴方は 信じなければならない のである。