僕の宝物 --小説「二十歳の恋愛」挿入曲--小説「二十歳の恋愛」の挿入曲です。
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僕の家の庭に大きな夏蜜柑の木があって、
その木陰に小さな犬小屋を作って犬を飼っていた。
裏庭の小さな木戸を開け、
通りに出ると、十字路の影で君が待っていた。
懐かしくて遠い故郷の思い出は、
かけがえのない僕の宝物です。
『僕の宝物』
遠くで何か聞こえる
記憶の母の歌
翼のとれた愛だけ
僕の手を離れ
ひとりきりでまた
ここで僕は 生きてくのなら
かけがえのない
小さな君の贈り物
裏庭の隅に
隠した遠い記憶の影
おはようって
ただそれだけ君に伝えたくて
プラタナスの影から
見えない未来
また見送った
かけがえのない
小さな僕の宝物
ひとりきりでまた
ここで僕は 生きてくのなら
かけがえのない
小さな僕の宝物
作詞 / Kei
作曲 / Kei
歌 / FUKASE(Vocaloid)