秘密結社18改 圧政からの絶対的自由を標榜しつつ,党員の良心や自由を絶対的に奪う宣誓式オーディオブック動画
歴史的文献探索@
『秘密結社』
明治33年(1900年)3月@
フランス哲学博士 フランソワ・リギョール著
(1922年7月26日没)@@
#その18 秘密結社党員に課せられる絶対的服従の誓いの実例@
【要約】
・フリーメーソン党員は,絶対的自由を標榜し,フリーメーソン党員の人権を妨げる国家,国境,伝統宗教,父権等々を全否定し,これらを圧制専制として敵視するにもかかわらず,党員には,入社,昇級毎に,党員の自由や財産を含む,彼の全人生を秘密結社に捧げることを要求する。@
・党員は,フリーメーソンのために,スパイになり,密告者にならねばならない。他の誰よりも,例えば肉親よりも,フリーメーソンを重視しなければならない。@
・党員は,自分自身こそがフリーメーソンの一番の奴隷であることを忘れている。彼らは自分が世界の誰よりも過酷な束縛の中にあることを知らない。@
・もし仮に,そんな誓約をさせた政治結社等があったなら,公衆の怒りを買って葬り去られるし,少なくとも抗議・バッシングの嵐に遭い,何事も出来なくなって仕舞うことは必然であろう。@
・本来,如何に奴隷といえども,一個の人間である以上は,以下の答えをせざるを得ないと思われる。すなわち,
「分かりました。仰ったとおりにします。ただし私の良心に背反しない限りにおいてですが。」と。
ところが,フリーメーソンの党員においては,このような区別をすることもなく,その良心をそっくり差し出さねばならないのだ。@
・教皇レオン13世曰く
「似て非なる生を送り,暗黒の幕で張り巡らされた空間の中にいることを欲求し,残酷で薄情にも人々を罪人のように束縛し,その誓約内容の 実際における有様を予め知らせないまま,こうして奴隷の境涯におとしいれ,グランドマスターの意思を ただ受信する機械に成り下がっている者達をして,一般的な殺人,強盗強姦のほか,主君・父母・祖父母を殺すような大罪の数々を実行させている。毎度 彼らを暗殺計画の実行に利用して,自分自身は罪を免れようとする。これは実に正体の分からない怪しい行動をするヤカラである。これは,人間における先天的な性質や,自然法なる 倫理道徳の法理が本来予定するものではない。」と。@@