ガラタサライAS vs ボルシア・ドルトムント【後半】その時点で香川真司にも決定機が訪れていたドルトムントに対し、ガラタサライはオフサイドトラップを破ったブラク・ユルマズがロングボールからチャンスを迎える。しかし、素早く戻ったネベン・スボティッチが完璧なタイミングでタックルを見舞い、ブラクにシュートを許さなかった。
そして前半終了4分前にはドルトムントがスコアを3-0とする。ロイスが30メートルの距離から大胆なループシュートを放つと、前方にポジションをとっていたGKフェルナンド・ムスレラの頭上を越えてボールがゴールに吸い込まれた。地元イスタンブールのサポーターも、この見事な一撃には拍手を送るしかなかった。
後半に入るとガラタサライのボール支配率が上がったものの、決定的な場面をつくりだすことができない。結局、この日最後のゴールを奪ったのもドルトムントだった。ラモスが同じく途中出場のイルカイ・ギュンドアンからパスを受けると、落ち着いたシュートでムスレラを破る。ドルトムントの冷静さが際立った夜を象徴するような場面だった。