ガーナ vs アメリカ【後半】FIFAワールドカップ グループリーグ 2014 試合はいきなり動く。キックオフ直後の前半1分に、デンプシーがペナルティエリア内にドリブルで進入し、先制点を奪う。電光石火の攻撃で勢いに乗りたいアメリカだったが、その後はガーナの時間が続く。左サイドを攻め込まれ、苦しい展開のまま後半に突入。時間の経過とともに「攻めるガーナ」と「守るアメリカ」という色合いはさらに強まっていく。すると、後半37分にゴールをこじ開けられ、同点に追い付かれてしまう。負傷交代の影響もあり、すでに交代枠を使い切っているアメリカが反撃することは難しいように思われた。しかし、その交代で出場した選手たちが試合を決めた。同41分に、CKから途中出場のズシが入れたボールを、同じく途中出場のブルックスが頭でたたき込み、再度リードを奪う。その後は気迫のこもったディフェンスで守り抜き、2-1でアメリカが激戦を制した。一方のガーナも、個人能力の高さとパスワークを生かした攻撃は、実力の高さを証明するものであり、次戦以降の巻き返しに期待が掛かる。