人は皆、絶えず思考実験を行う。
思慮深い人も、そうでない人も。
その差は、持てるリソースを
「思考」に振り分ける量の差に過ぎない。
認識した事象は、全て思考実験の対象。
全てが合理化されるまで思考は続く。
合理化できない事象は、フルパワーで推論を続け、
その過程で仮定も生まれる。
多くの人は、仮定(=不明のままでは推論できない故に
生じたもの=誤っている可能性が存在する仮りのもの
であることを忘れる。
仮定を立案する際の前提・要因は
自分にとって違和感(不合理)が無いことも
誤りに気付き難くする。
誤った仮定から導かれる想定は
更なる不合理となって、行き詰るまで推論が続く。
しかし、多くの人は途中で推論を止める。
それは
他の事象解析にパワーを分けなければならないから。
誤っている仮定まで立ち返り、推論し直さなければ
正しい解に辿り着くことが出来ないのに。
----------------------------------------------+
人は自分のルールに従う。他者との関わりの中で
自分のルールブックの内容を知る機会が生まれる。
感情の揺れが、その兆し。