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簡単な解説

その白いものを「音速の壁」「衝撃波（ソニックブーム）」と勘違いされる事は、非常に良くあります。
それは、高速で飛ぶ飛行機が空気を圧縮し、それが一気に膨張する時に大気中の水蒸気が細かい水（つ
まり雲）となったものでベイパーと呼ばれます。

すなわち飛行機雲の１種ですが、飛行機雲というと高空でエンジンからでた排気により空気中の水蒸気
が雲になったものが良く言われますが、低空で翼や機体で起きた空気の圧縮によってできたものも飛行機雲です。
ジェット戦闘機などが低空で急旋回をすると翼端からスーっと白いスジを残したりしますが、それがそうです。
もちろんある程度の速度は必要ですが、別に音速を超えなくともベイパーは発生します。

航空ショーのこんな低空＆至近距離で音速なんか出してたら、見物客は大変な事になります。
このように胴体全体から丸くベイパーが発生するのを「ベイパーコーン」（コーン＝円錐形）と呼んでいます。
それらからも音速とは関係ない事がわかると思います。

(知恵袋)引用