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種苗法違反：無断で植物増殖　有罪判決／鳥取 　屋上や壁面の緑化に使われる多肉植物「キリンソウ」の苗を、開発者の緑化事業会社に無断で増殖させ販売したとして、種苗法違反（育成者権侵害）の罪に問われた兵庫県洲本市の農場経営者の判決公判が６日、鳥取地裁であった。 裁判長は、懲役１年２月、執行猶予３年（求刑・懲役１年２月）を言い渡した。 判決によると、T被告は、神戸市北区の緑化事業会社BのK社長と共謀し、２０１２年８月下旬ごろから１３年２月６日ごろまで、育成者権を持つ会社の承諾を得ずにキリンソウの「トットリフジタ１号」約８０００株を育成。 そのうち１８１２株を大阪府内の高速道路料金所に発送し、代金約１２７万円を受け取ったとしている。 量刑理由で、裁判長は「育成者権を侵害した程度は大きい」としたが、「（K被告が）育成数を指示するなど、**を主導した」と認定し、「（T被告への）非難を相当程度弱めさせる」と述べた。