現在の東京は、徳川家康が江戸に幕府を開いた歴史的な要因のおかげといっても過言ではないでしょう。
1590年。初めて家康が江戸に入ったとき、当時の江戸は不毛の湿地帯に過ぎず、
海流が入り込んで地盤が弱く、とても人が住めるような場所ではなかったといいます。
1603年。徳川家康が征夷大将軍になり、江戸に幕府を開きました。
1867年。徳川慶喜により、大政奉還が行われました。この265年間を江戸時代といいます。
この265年間、日本は外国から侵攻されることもなく、また、国内でもほとんど戦争のなかった平和な時代でした。
そのため、この時代には、日本の経済や文化が独自の発展を遂げました。
江戸の人口は、約100万人と推定されており、当時、世界最大の都市でした。
当時のロンドンの人口は1801年。約86万人、1802年。パリが約67万人です。
現在の日本は、エネルギーの78%、食糧はカロリーベースで60%、木材の82%を海外からの輸入に頼っています。
江戸時代の約265年間は海外からの輸入はほとんど無く、すべてを国内のエネルギーや資源でまかなっていました。
つまり、化石燃料をほとんど使わずに、戦争のない時代を作り、素晴らしい文化を発展させた時代だったのです。
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