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2021・617木曜(令和三年)
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今回の事故が本来もっと大きなものになったものをサイズダウンしたというものなのか、又は、これから大きなものになって、その結果東京五輪を中止に追い込み、それどころか東アジア全域を、というか北半球全域を混乱に追い込むものに変貌していくのか、わたしはどっちにも捉えている。
言っておくがいわゆる精神世界的な判定の事になる。 人間の思惑が否定的な方向に強く向くのなら、この事故は拡大化するのだろう。 しかし何とか抑え込むという思いが真面目にあるのなら、此処から時間はかかるのだろうが収束に… いやあ、それでもそんなに甘くないようだが。
普通に考えて6万本のうちの燃料棒の5本だけが壊れたという中国の側の説明は信じられない。 香港と深センを止めたくないという思惑が強いのだろうが、それ以前に、物理的に止めたくても止められないのではないか、だ。
まともな常識なら今の時点でフランス基準の2-3倍の放射線が外界に出ているのだから、緊急停止の後に、基本燃料棒の全ての交換になる。 破損した燃料棒はそれだけで不安定な核反応を起こし、その結果他の燃料棒に異常な反応を誘引させ、全体のコントロールが効かなくなる。
原子力発電というのは確かに機構は簡単なものではある。 しかし雑に扱える代物ではない。 だからどれだけ中国が雑な連中だったとしても、これは本来は交換するべきなのだ。 しかしやらない。 後の方の記事に出てくるが、この原発は中国が7、フランスが3の資本比率なので、正直フランスは何も言えない。 しかし大事故が起きたらその全ての責任をフランスに押し付けることが最初から分かっていたので、だから彼らはリークした。
問題は蒸気発生器などからも大きな漏洩が起きているのかどうか。 それは第二次冷却水の中に放射性物質が漏れているということであり、一次冷却水の何処かが破断しているか、穴が開いているかという事につながるのだが、勿論中国の側は情報を出さない。
空間センサーの測定値が本当である保証が、こと中国に限っては全くないので、遠く離れた外国でのセンサーの数字を見るしかない。 しかしそれらが異常な数値を出してくる時点で現地のこの台山では致命的な何かが起きていると捉えておくべきだ。
何度も言うがここから日本のウナギが供給されている。 スーパーの安いウナギはほとんどここだ。 更に稚魚で輸入して、日本で30日飼育するとそれは日本製とラベルを貼ってもいいので、そうした産地偽装が公然と行われているのがこのウナギの領域になる。 わたしは今年は食べない。 いや、いつも食べてないが。
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【北京共同】中国広東省の台山原発から放射性希ガスが大気中に放出されたと報じられた問題で、中国生態環境省は16日、同原発の燃料棒の破損により冷却材中の放射性物質の濃度が上昇したと発表した。 情報公開を求める国際世論に押される形で、問題が起きていたことを初めて認めた。技術や安全面の基準は満たしていると強調した。 中国は海外メディアが報じるまで関連の情報を公表していなかった。中国は原発の拡大路線に傾いており、管理の不透明さに懸念が強まりそうだ。
発表によると、問題が起きたのは台山原発1号機の原子炉内で、6万本余りの燃料棒のうち「5本前後」が破損した。 616
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問題は圧力容器の中に、この酸化ジルコニュウムで出来た鞘(さや) とでも言えるケースの破損が深刻であって、恐らく内部は金魚の餌のようなペレットの燃料の粒というか、そういうものが入っている構造だと思うのだが、これらが容器の底の方にたまって山になっていた場合だ。
そうだったら制御棒はそもそも届かないので、これらが勝手に臨界する可能性がある。 しかしこれらに対しても対処方法はある。 ホウ素を突っ込む。 しかしそれをやると、基本原子炉は終わる。 修復は可能なのかもしれないが相当に時間がかかるようだ。
そして一回燃料を入れたら普通原子炉の場合は長期で5年、場合によっては3年くらいはそのまんまでずっと動かすので、この台山原発の最初の火入れが2018なら、恐らく2023までは最長、今のまんまで動かせると中国は計算している可能性、これがある。 ただし圧力容器の中に粉末の燃料がたまっていなかったら、だが。
たった5本の破壊でフランスの側が米国に泣きつくわけがない。 フランス人たちは全てを知っただろう。 だから彼らにはどうにもならないと分ったから米国に頼んだ。 しかし以前にも言ったが、これらの原子炉ビジネスや再生エネルギービジネス、更に電気自動車などの商売に関わるあらゆる領域が今回の事故の矮小化に必死になるのだから、我々の様な公開情報を見ていくだけのゴミは、またしても騙されるだけになるのかもしれない。
しかしそうした彼らの思惑が完膚なきまで破壊される現実… つまりこれから大きな事故が起きたらば、それは彼らのそうした工作は全て無意味になる。 本当はそんな事をやっている場合ではないと気づいて行動を変えることだと思うが。
人間は従来の繰り返しの、自分で創った、安寧の罠から出ようとはしない。 ゆくところまでゆく。
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https://www.chunichi.co.jp/article/273234
パリ=谷悠己】中国広東省台山市の台山原発1号機(出力百七十五万キロワット)で放射能漏れが指摘された問題で、建設に関わったフランス電力(EDF)が十四日記者会見し、放射性希ガスを放出したことを明らかにした。放射線量は中国当局の規制値の範囲内といい、「周辺環境に問題はない」と強調した。 同原発はEDFと中国企業との合弁会社が建設。米CNNテレビが十四日、同原発で放射能漏れが起きた可能性を報じたことを受けEDFが記者会見した。 CNNによると、同原発を設計したEDFの子会社フラマトムが技術支援を求め米当局に宛てた書簡には、五月末時点の原子炉格納容器内の放射線量が仏規制値の二倍超だと記されていた。仏国内であれば運転停止措置の対象となる数値で、フラマトムは「中国当局は運転停止を避けるため放射線量の上限値を調整している」と米当局に訴えたという。仏メディアは、昨年十月には初期の問題が起きた可能性があると報じた。 EDFは会見で、希ガスの放出は炉心の燃料棒の一部が損傷した影響だと説明したが、放出時期は明らかにしなかった。「希ガスの発生は原子炉の運転中に起こる既知の現象」として事故ではないとの見方を... 中日 616 有料
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去年の10月に最初の問題が起きた… しかしそれは恐らく見込みが甘いので、今回の燃料棒をのケースの部分、この製造を中国に任せていたのだとしたら、それらは最初から劣化したもの、つまりフランスのフラマトムの連中が理想として考えていた安全基準を全くみたしていない、見てくれだけのものであった可能性が髙く、それだったら2018の火入れの時からもう既に何らかの漏洩はあった、とこう見るべきだ。
恐るべきことに9月は隠ぺいしていた。 これは米軍がフラマトムに教えてやらなかったら、ずっとこのまま隠蔽されていただろうし、気づいたときには巨大な事故になった。 今は全くもって大丈夫でもなんでもない状態であり、小康状態という言葉を使ってはみるが、それを超えて深刻なのではないかと思う。 スリーマイル島の事故よりは深刻なものだという捉え方が今のわたしのそれ。
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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/06/post-96519.php
<武漢研究所がコウモリを飼育していたことを示す映像が公開された。同研究所と関係の深いWHOのある研究者は、研究所にコウモリなどいない、と否定してきたのだが> 6月13日にインターネットで公開された動画をきっかけに、新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所から流出したという説をめぐる議論がいっそう勢いづいている。同研究所内部で撮影されたという映像には、ケージに入ったコウモリが映っており、すでに100万回以上視聴されている。 この動画を探し出したのは、新型コロナウイルスの起源を調査するアマチュア研究者の集団だ。映像を撮影したのは中国科学院で、2017年5月に武漢研究所で稼働した中国初のバイオセーフティーレベル4実験室(P4実験室)のために制作された映像と言われている。 「新型コロナウイルス感染症に関する分散型の急進的な匿名の調査チーム」の頭文字を取って「DRASTIC(ドラスティック)」と名乗るこの集団は、武漢研究所の文書、画像、実験室データから成る詳細な情報を収集し、まとめた。 616 抜粋
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https://youtu.be/ANRs4DojOek → 流出動画
この上の記事の様に、徹底的にウソをつき、徹底的に隠ぺいを図る中国という国家に、人類の存続問題に直結するこれらのウィルスだとか原子力だとかの情報をもう渡すべきではない。 それを思う。 その内に化学兵器に関わる何かが環境に漏れてきてもわたしは驚かない。 それらが去年の段階で長江のあの水系の中に漏れたのだと見ているが。 そして地下原子炉とされるものの破壊と。
欧州の連中は大金をはたいて、中国と結託して温暖化サギを仕掛けた。 温暖化はあるのかもしれないが、それは地球自身の地熱が上がっているのだという本当の真実を彼らは言わず、二酸化炭素というものにすり替えて、それをカネモウケの種としての排出権、そしてそれに関わる金融商品化、更に先物の取引にまで商品展開を広げるというのをやった。
人類を騙してそれらの利益を得られるのなら彼らはこれからもどんどんと騙す。 事実を言わない。 しかしこれからの新しい地球において、観測機器の数字を自らのエゴ、自尊心に左右されずに、それをそのまま全体なるものに正確に伝達する努力を、これを最初から放棄している存在というのは必要とされなくなる。 地球という名称の惑星に。 それが今のわたしの概念。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/3dc3b70db46ad0f1de32c2d613786d1318489d98
【AFP=時事】中国南部広東(Guangdong)省にある台山原子力発電所(Taishan Nuclear Power Plant)で採用された新世代の原子炉で問題が起きたことを受け、この原子炉を設計し普及を目指していたフランスの関係企業は大きな痛手を負い、中国の原発産業も影響を受ける可能性が出ている。 米CNNが放射能漏れの恐れを報じたことを受け、フランス電力(EDF)と中国政府は、台山原発でのガス蓄積への懸念を払拭(ふっしょく)しようと努めている。 EDFの欧州加圧水型炉(EPR)は、従来型よりも安全で耐用年数が長く、発電能力が高いとうたわれているが、今回の問題で新たな打撃を受けている。 台山原発は2018年、世界で初めてEPRを採用。同じくEPRを導入予定の英、仏、フィンランドでは、何年も遅れが出ている。 EDFは、同原発の一部を所有しており、運営する中国広核集団(China General Nuclear Power Group)が株式の過半数を所有している。 EDFは今週、燃料棒の問題に関しては昨年10月には報告を受けていたが、ガスの蓄積について把握したのは今月12日になってからと説明。今回の問題と中国当局の沈黙がきっかけとなり、EDFに対する批判が上がっている。 616 抜粋
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今日の617の時点で菅総理が「 わたしは中国包囲網なんかやりません」 と定例記者会見で答えたそうだ。 そしてそれを日本の右側が一斉に批判しているという図式が出ている。 しかし政治家という者のコトバは、それ単独でのみ判定するのは愚かなのであって、これから東京五輪を開いてそれを成功させようという立場の人間が、今のタイミングで中国包囲網をやる、とは言えるわけがない。
とは言え、彼の権力の基盤は今のところ2Fさんにあるのだろう、だからそれらに配慮したという言い方でもある。 それらの立場も、この中国の台山原発がこれからどうなっていくかによって大きく変わる。 大事故を起こした場合においては東京五輪が中止になることすら考えておく必要がある。
ただし、今の時点では出てくる情報が本当に少ないので何も分からない。 中国だけではなくて、温暖化、そして再生エネルギー、更に電気自動車関連の業界が、そうがかりで人類を騙しにくる認識阻害戦争が始まっていると捉える。 しかしそんな事をやっている場合ではないのだがなあ。
そのサイズは分からないが、わたしは核汚染の方向はあるのだろうなあと思っている。 ただし、世界線の進行が、つまり今我々が立っていると認識できている地球の世界線の進行が、さらに緩やかに、穏やかなものにどうやらなっているようなので( これは分からないが) 、ひょっとしたら何とか乗り切れるものになるのかもしれない。 それらの事はわたしに聞いても答えられない。
ただ、これだけで済むということはないだろう。 それだけは強く感じる。 何もかもを出してしまうという流れの中にあるからだ。
観測して超えていくしかない
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終了
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