『ぜんぶ、フィデルのせい』(仏: La Faute à Fidel!、英: Blame It on Fidel)は、ギリシャ出身・フランスの映画監督・脚本家コスタ=ガヴラスの娘、ジュリー・ガヴラス監督初の長編劇映画・フィクション作品。1968年の五月革命、フランコ独裁政権のスペイン、1970年のアジェンデ大統領の就任によるチリ社会主義政権成立などを背景に、社会主義運動に参加する父親と、人工妊娠中絶の権利を求める運動に参加する母親を持った娘の視点から、親との葛藤と自身の成長の過程を描く。題名の「フィデル」は1959年のキューバ革命で社会主義政権を成立させたキューバ国家元首のフィデル・カストロを指す。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』