ドラゴンクエスト 『ダイの大冒険』ヒュンケル役のアテレコ(声:大天使ミカエル)の映像合わせ
本番ではないが、NGのテイクカットなしで映像を合わせをした。
NGなんてないが、後に行くほど上手にアテレコしていく予定なので、今回はまずこれで。
これには神祖バージョンもあるのだが、全部をここに出すわけじゃないから、ミカエルのだけ出す。皆の心の中で神祖のアテレコを想起すればいい。
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こちらが俺の声だけの動画です。
俺の声だけがききたい人は、次の動画より先にこっちをききたいでしょうからアップロードしました。
レントゲンフィルムの現像やってるみたいな感じの作業ですよね。これ。レントゲンフィルムって暗室に入ってやるんですよ。フィルムに光入るとダメなんで。液につけるんですけどね。クリーンルームみたいな感じですよね。今は、デジカメだのなんだの出てきてそういうことをする機会もなくなりましたが。そういうの思い出しました。俺は、歯科医師の免許も持ってるんで、昔そういうこともやってたんですよ。年いくつかって言われたら、いくつにでもなれるんですよ。今は18歳くらいです。造形を操作することができる神なので。声も変えれます。
俺も仕事でYHVHから命令されて、この収録をするためにディレクターをつけてスタジオ入りしたんですけど、この作品は、もともとみていたし好きだったので、台本なんていらんし、ぱっとやってぱっと終わったやつです。
俺は素人じゃないんだけど、もともと俳優をやっていたから、声優の勉強もしてたんだよね。
声の演技には特色があって、スタイルが俳優と違うので、そこはわかってないと失敗してしまう。
声は声だけで演技するので、声の見せ方はリアルよりもひどい。ニュアンスが難しいんだけど、「アニメーションの世界に溶け込んだ演技」にならないといけないんだ。それを俳優でやると怒られるから、俳優が声優するっていうのは、180度逆転する演技といってもいい。
やっぱり「練習量」だと思います。練習の仕方は、ヒーロー役7割、サブキャラ役3割(3割のうち動物が1割)の原則で、役が決まった時は3週間はその役だけの練習をしていって、3週間たってからはヒーロー役8割、サブキャラ2割、それから1週間してからもとの7:3(動物1)に戻していくという練習時間の配分が一番うまくなる配分です。なんでかっていうと、サブキャラっていうのは、作品でたたないんです。脚光をあびたらだめなんです。主役をたたせないといけないので、練習はあまりいらないんです。あまり目立たないように演じるのが仕事です。だから、主人公役を軸にして練習していけば主人公役の仕事が増えるし、サブキャラにも対応できるからです。主人公は作品全体の評価にいつでも響くので、魅せ方の工夫・技術がいります。シナリオを追いながらの躍動を1人のキャラだけで魅せるというのが、はっきり言って作家(原作者)と同じ理解力でやらないとだめです。
すなわち、自分の人間性を消しながら、アテレコをするというのは、「無の境地」になる仏教の修行かもしれません。YHVHから命令されたら、阿呆な話に見せかけていても奥深い意味が潜ませてあって意味ないことはないので、俺はそういう修行だと思ってやってました。
一目見ればいろんな技術をコピーして、誰にでもなれる神・ミカエルですから、俺はこの仕事も全能性を示すためにやりましたが、原声優本人ほど一生懸命はやってないので、ちょっと見劣りを感じるシーンもあるかもしれません。
ものまねじゃないんで、こういうヒュンケルもあったので、演じましたが、
この演技は見せ感がないなと思いました。
大人の落ち着いた演技かなと。
子供がみるクライマックス感はないなぁと思います。だから、もとの声優さんの演技のほうが総合的にいい演技です。これは、子供漫画ですから。
俺も一生懸命あてましたが、やっぱりヒュンケルに関しては、梶裕貴さんの方が上だなと思いました。
募る思いの差ですね。
その日ぱっとあてた俺じゃなくて、1年くらいずっとやっていた梶裕貴さんですから、思いの差が演技にも出ています。
キリト役にしてもヒュンケル役にしても、
いまをときめく日本一声優さんと競ってみましたが、どうだったでしょうか。
どちらが勝っているかは知りませんが、どちらも個性があっていいのかなと思います。
俺はもう世を去りますが、ミカエル版も思い出してもらえたらなと思います。
演技は、(正直者の俺には)ただただ難しいなと。エルランティ(ガブリエル)なら得意なんだろうけどね。
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声の出演
ヒュンケル…俺(大天使ミカエル)
ラーハルト…俺(大天使ミカエル)
最後びっくりで入れてみたけど
「ハーケンディストール」のアクセントが微妙に違ったかなと。
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この動画の高品質版は、こちらです。
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