大阪府・吉村知事「コロナにある意味打ち勝てるのではないかとすら思っている」4日、大阪府の吉村知事が発表したのは、うがい薬の成分であるポビドンヨードが重症化を防ぐ可能性があるという研究結果。
大阪府・吉村知事「府民の皆さまに、この目の前にあるポビドンヨード、こういったうがい薬を8月20日まで集中的にぜひ、うがいを励行してもらいたいと思う」
大阪府によると、宿泊療養施設の41人の患者の唾液を採取して4日間PCR検査を実施。
その結果、ポビドンヨードでうがいをした人の方が、うがいをしていない人より陽性率が下がったという。
ポビドンヨードとは、口の中や喉などの殺菌や消毒をする成分で、茶色い液体の商品がよく知られている。
街の人に聞いてみると...
50代女性「試そうかなって気には、わたしはなります。うがいは毎日やっても悪いことじゃないので」、「本当にそれがコロナに効くかどうかよくわからないので、ちょっと様子見みたいな感じですかね」
実際の治療にも役立つのか、専門家に聞いてみると...
昭和大学医学部・二木芳人客員教授「このウイルスは唾液の中にいることがわかっているので、そういうものを減らすということは、ある意味では周辺の方々に感染を拡大することを防止する可能性はあるかもしれない。重症化防止とか感染拡大の予防とか、そういうところに効果があるかどうかは今の段階では何とも言えないと思う」
国立感染症研究所も、この研究による見解は把握していないという。
感染は4日も全国で拡大。
神奈川県では89人、沖縄県では83人と、ともに過去最多となった一方、大阪府では193人、また東京都では新たに309人の感染者が確認された。
検査数の増えていることも要因の1つとされているが、気がかりなのは重症者が増えていること。
東京都・小池知事「きょう陽性が判明した人数は309名で、きょうちょっと重症者が増えております。きのうまで15でしたが、きょう22という数字になっております」