札幌ひばりが丘病院 医療用麻薬の在庫 帳簿とあわず 札幌市の病院で、厳重な管理が義務づけられている医療用麻薬の在庫が3年ほど前から帳簿の数量と合わなくなっていることが、北海道厚生局麻薬取締部などへの取材でわかりました。麻薬取締部は担当していた薬剤師が麻薬を廃棄した可能性もあると見て詳しく調べています。医療用麻薬の管理が問題になっているのは札幌市厚別区にある医療法人潤和会が運営する「札幌ひばりが丘病院」です。医療用麻薬は犯罪など目的外に使われるのを防ぐためカギのかかる場所に保管し都道府県知事に申請して資格を得た医師や薬剤師などが品目ごとに在庫量を帳簿に記載するなど厳重な管理が法律で義務づけられています。しかし、この病院では3年ほど前から、がんの痛みを和らげるフェンタニルやオキシコドンなど30数品目の麻薬の在庫が、帳簿に記載された数量とあわなくなっていることが麻薬取締部などへの取材でわかりました。