2019イタリアの旅・フレンツェ 回転木馬まず光が日本とは違う。西洋画の明暗法はこんな光の違いから出てきたのだろうな。
移動式の回転木馬はヨーロッパの広場などでよく見る。これもその一つだろう。日本の遊園地にあるものは似ているが違うもののように思う。
例えばイコンは祈りのための物であって教会や修道院にあってはじめて意味がある。どんなに素晴らしいものでもそれを切り取って美術館や博物館に閉じ込めてしまえばそれは本来の意味を持たない張りぼてに過ぎない。
よく西洋の名画が日本に巡回して来るが、教養として名画を鑑賞しても半分も理解したことにはならないのではないかと思うな。
回転木馬も遊園地にあるのはまた違うモノだ。本来はこうやって移動されて街中の広場にあるものではないかな。それでこそ生きた回転木馬だという気がする。
最後に雑踏の中を本物の馬が馬車をひいて通り過ぎて行く。そんな偶然も面白い。