忘れ去られた者(ほぼ20年前のゲームより今も昔も変わらずに、ずっとずっと好きなもの・・・
それは何ですか?
二つの人生?のある世界(島)の話。
前身年の生を終えると蛹になり、前身年での生を忘却して新しい姿形で後身年を迎える。
一人ぼっちで始まったと思っていたけど、傍らに落ちていた黒い羽は
忘れ去られた者となった、大好きだった友人のモノだった。
悪夢を見て動揺した自分が「一緒に後身年を迎えよう」と共に蛹になった友の蛹を割ってしまい
大切な友は、自分が孵るまで寄り添っていてくれたのに・・・
ゲームの冒頭で「今も昔も変わらずに、ずっとずっと好きなもの」の名前を尋ねられるけど
適当に答えると後悔します。大嫌いなモノの名を尋ねた後、念押しするように尋ねられるのは
大切な伏線。
カタチあるものは、いつか失われるけど、
自分も、いずれは死を迎えるけど
大切なもの、大好きなものに対する気持ちは失われず
思い出せば、死に至る病の「絶望」すら快癒する想い。
それを常に自覚していれば、怖いもの知らずになれる、と思っています。