雅夢/愛はかげろう窓ガラス 流れ落ちてゆく雨を
細い指先で なぞってみる
くもりとかして すべる指先に
伝わる冷たさ 心にしみる
愛はかげろう つかの間の命
激しいまでに 燃やし続けて
別れはいつも 背中あわせに
人の心を ゆらして
別れ言葉を 口にする貴方は
いつもとちがって やさしすぎた
はき出すタバコの 煙の影が
教えてくれた 偽り言葉と
あつく いだかれた日々を
倖せと言えば かなしい
愛はかげろう さめきった愛の
過ぎ去る後に 残るものは
いつも女の 乾いた涙
さまよい歩く 迷い子
雅夢は、中京大学(当時) の三浦和人、中川敏一の男性デュオで、この「愛はかげろう」は、1980年(昭和55年)第19回ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)、優秀曲賞を獲得しました。
前年の1979年(昭和54年)第17回ポプコンは、同じような男性デュオのチャゲ&飛鳥が「ひとり咲き」で入選しています。