タマキビの発生.mp4タマキビは2月から3月ごろに産卵するようです。
いくつかの卵がまとまって卵囊の中にありますが、やがて一つ一つ分離します。
一つの卵は薄い膜に包まれていて、ちょうど目玉焼きあるいは空飛ぶ円盤のような形です。
この円盤の中で発生が進みます。
普通、受精膜を破って孵化したものを幼生と呼びますが、タマキビの卵を観察していると、受精膜の中でトロコフォア幼生に、そしてベリジャー幼生になることがわかりました。
繊毛の動きで、ゆっくりと受精膜の中を回転していますね。
間もなく孵化してやがて稚貝となって岩場に定着することでしょう。