観測者の伝達 1010 中東撹拌既存なるものがいろいろな領域で壊れていく様が公開情報に載っている。 トルコ軍がシリア内部にいるクルド武装勢力を攻撃する流れは、この後そんなに遠くない未来に控えている、ユダヤとイスラムなる勢力が相当の数でこの地球から消えていくことの複数の出来事の序章に見える。 そしてトルコの動きを表立って米国が止めないのは、恐らくここに、去年起こったサウジのサルマン皇太子の、自分を追求するジャーナリストに対しての殺害命令を下したかそうでないかとに関連する重要証拠をトルコ情報部が握っているからだ、とわたしは捉える。
ただしあれらの動きが更にサウジの中の単純な権力闘争であり、反主流派が外国勢力と握ってああした事件を起こしたということすら今だったらありえる。 正直わかりせんな、という世界の流れだ。
ユダヤとイスラムを名乗る勢力が消える。 しかしこれは人間としての生命死をとげていなくなるということだけではなく、自らの過去の全てを廃棄して、ユダヤやイスラム的な思考と行動をもう決してやらない、意識の全てから追放して別人になり、更にその状態の継続を第三者につねに確認してもらっているのなら、そうした人は死なないだろうとは思う。 しかしそんな事ができる人はほぼいないのだ。
そしてドイツの中でユダヤ人相手の襲撃が起きた。 これらがドイツ民族派の中から本当に出てきた動きか、またはドイツの分断を狙う中露の勢力による謀略工作かは分からない。 我々は欧州の中でこれら独裁国家の連中が未だに第二次世界他薦のその前の世界戦と同じく、国家分断を当然に仕掛けられているという事を知らない。 それは日本に対しても仕掛けられているが、その比ではないという事だ。
さらにそうした混乱の状況が今香港という地域にわかりやすく、エネルギーの噴出の形で出ている。 香港の貧しい若者勢力には後がない。 金持ち勢力は本当に香港を出国し、英国か米国に移動してしまっている。 彼らが相当数いなくなったしまったら、香港という内部から出る力は消えるのだから( カネが消える) 、それはそのまま中国共産党にあっという間に併合されて、香港の制度、香港という名称を含めて全て消える。 だから中の人間が必死なのだ。 しかし今の流れだったらどうなるか本当に分からない。 米国は中国がとことん先に手出しをして、そして多くの死者を出さない限りは介入しないだろうからだ。
今の米国は有色人種たちのへき地を守るために、自らの国民の命を犠牲にするのは断固拒否する国になっている。 それを、ある程度はともかく、強く、断固として間違っているということは出来ない。
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台湾という表象アイコンが、これから香港が中国に完全編入接収、そして消滅する流れに連動して出てくる。 それは中国共産党の主張する一国二制度などは最初から嘘であり騙しであることが明らかになる流れの中で、これらの概念に徹底的に反抗していた台湾の存在価値が浮かび上がるという意味を持つ。 沖縄で一国二制度を主張する玉城知事とやらも、最近は意図的に黙っている。 中国のスパイだとわたしは彼を疑っているが、今の時点でこれらの概念は出せないのだろう。 数年前までに勇ましく沖縄に一国二制度を、とかと主張していた左側の物書きも全て押し黙っている。 実に分かりやすく邪悪で狡猾な連中だ。 カネが欲しいだけの自分ですと正直に言えばまだ救いがあるのに、それを言わないから、これから彼らはさらに消費者=観測者たちに廃棄されていく。 コトバの力だけで他人を騙してカネを奪ってきたもの達は、この辺で終わりにしなければならない。 彼らはこれからの全くの新しい地球世界の人類の新しい歴史の構築において、真っ先に廃棄されていかなければならない存在座標領域だとわたしは捉えている。
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トルコ軍がシリアの中に拠点を構築していたクルド勢力に対して攻撃を介した。 多くの被害が出ている。 この動きを通じて米国はトルコに制裁を加え、そしてクルドは恐らくロシアに接近する。 しかしロシアにはもう海外派兵などのカネがない。 だからここで中国が大々的に、しかし段階を通じてだが、この地域に出てくるとわたしは捉える。 結果として中国が引っ張り出された形になる。
しかし彼らは今の米中貿易協議の流れを見ても分かる通り、最低限10年は窮乏しても米国と立ち向かうと決めた。 そしてその為の時間稼ぎに傾注すると。
すると彼らにとっての致命的欠点、海上封鎖からの石油供給の切断を避けるためにも、これら中東における影響力を増大したと考えるだろう。 ま、そんなに簡単でもないが。
そして彼らはアフリカにおける彼らの資本を守る必然があり、その陸の通り道である中東を自分の側に引き寄せておきたいという思惑もある。 だから国内に仕事がなくなる中国としては、そして不満を外に向けなければいけない中国としては、まあ、中東に出ていくんじゃないかというのがわたしの今の見え方になっている。