マガジンエロイヒト 米国の反転攻勢三峡ダムが… というか長江水域全域がという言い方になるが、来週の水曜日に向けて今まで以上の大雨が現地を襲うということが公表されている。 勿論そうならない事もあるが、恐らくは大体はその方向に向かう。 長江という河は基本的に高低差が少ない。 日本の川は急流の滝の様なものだが、大陸における河川とは水が流れているのかそうでないのか分からないという流れのものの方が多い。
三峡ダムを起点としてその上流域も下流域も高低差が少ない。 だから三峡ダムで貯水をすればすぐに上流域は冠水になるし、かといって全域において雨がざぁざぁ降っている段階で放水を決行すると簡単に中~下流域が洪水になる。 そもそも三峡ダムはその構造からして治水機能がない。
だから本当を言えば今の様に極端に水が増えてしまっている状態で、貯水しようが放水しようがどっちにしても洪水が起きる仕様になっている。 李鵬たちはこのダムの建設における中央からの公金を半分どころか四分の三だとか、五分の四だとか、およそ信じられない程の金額を横領ネコババしたとされるが、証拠がないのでこれは風説だけにしておく。 でもまあ、ぽっけないないはしてるから。
だからどの都市を犠牲にして三峡ダムの決壊を防ぐのかという考え方になっているのだから、それらの決定にチャイナセブンと人民解放軍( 地方軍閥) の力関係がもろに反映される仕様に今はなっていて、その結果、上流域には死んでもらおうという判断が下された… のかなとわたしは昨日までは思っていた。 ところが今日の16日の時点で大規模放水をしている。
ここからの情報が錯そうしている。 放水をしているのに貯水量が増えている。 その数字の解釈において、増えているのは増えているのだがその増え方が計算よりも小さい、つまり「 何処かからか漏水しているのではないか」 という疑いが実は今ある。 それがダム本体なのか、側面の山からのパイピング現象によるそれなのかは我々には分かる由もない。
ま、それ以前に中国の公表している数字がそもそもでたらめだから、考えるだけ意味がない、という判断もある。 普段からウソしかつかない連中は、こうした災禍にあったときに、第三者における検証からのアドバイスすら受ける事が出来ない全体構造に自らを変えてしまっているので、彼ら自身の内力がないのであれば、自然の力に撃ち負けて自滅するしか他ない。
その中国の弱った状態を当然米国は偵察衛星で監視しているのであり、それらの反映が昨日から今日にかけて矢継ぎ早に発表されている動きだ。 いわくファーウェイの関係者の渡米におけるビザ発給の制限、英国が2027年まで国内からファーウェイを完全に排除、そして極めつけだなと思ったのは「 中国共産党員とその家族の訪米の禁止」 になる。
これらの動きの突き詰めはどうなるかというと、全米におけるほぼ全ての中国人の国外追放という形に帰結する。 中国が打ち倒れないのならそうなる。 ただそこに行くまでに米国が相当疲弊しているだろうなあとは思うが。 気がかりなのは大統領選挙だ。 米国の力を此処で弱める為にバイデンを、そして日本もそれに連動させられて来年あたりに石破だとか岸田だとかが総理になると、これは西側世界からけん引力が失われたことになるのだから、一気に中国の反転攻勢が開始される。
逆に言ったらその様な状況下において中国が反転攻勢がかけられない程の内部の国民の消滅という動きが現象化しているのだとしたら… その開始点はそろそろこの辺だろうなあ、というのがわたしの見え方になっている。
三峡ダムは決壊しなくても、洪水によって中国の経済は直近で今年一年は壊滅だ。 来年において復活できるかどうかも怪しい。 中国は今日の報道などにおいて成長率3・5%上昇とかの嘘の記事を挙げたが、これは長江水系における洪水の発生する前の数字の統計をいじくって、しかも大幅に下駄をはかせた捏造の記事なので、世界の本当の投資家は相手にしない。
素人を騙すための記事だろうと分かる。 現場で色々な人に聞いてみるがいい。 実際に中国から入ってきているコンテナの量が去年の秋くらいのレベルに戻っているのかと。 全く戻っていない。 半分もないだろうなあという声を聴く。 どの業界の人かは分からないが、体感としてそうなのだろう。
中国派だからこれから本格的に西側世界から、とくに5Gシステムの排除を推し進められると、これらの開発の為に投入した、借り入れた資金の返済計画が相当に頓挫する。 だから米英がファーウェイの本格排除を本気で進めた動き、そして中国共産党共産党員とその家族の入国禁止措置に慌てて「 ウィグルでは人権侵害などない、なんならパンピオ国務長官に訪中してほしい、ウィグルの友人に会ってもらってもいい」 などと、こんなに素人工作の騙しをしかけるのだから、今の中国は国家としての指揮系統が寸断されているのだろうなあというのを露見する発表をしてきた。
この構造は日本のマスコミだとか教授だとかを招いて、中国で南京大虐殺があったという証拠を貴方に見て欲しい… と現地にセットを造ってから招へいして、そして影響力の高い日本人を騙し、それら日本人から日本国民に工作の情報発信をしたあの動きと全く同じものだ。 パンピオ国務長官は勿論共産党のそうしたシステムを理解している。 中国が彼に仕掛けた今回の稚拙な工作は、彼パンピオを白雉だからどうせ騙されるという潜在意識の下に彼ら全体が動いたというのがよく分る実に雑なものになっている。
今のチャイナセブンの関係者は、互いにバラバラに地元に帰ったり、全く他の地域に避難したりで、兎に角上から下までのキチンとした意思伝達命令系統が機能していないとわたしは捉える。 その様ないい加減な状態だから、インドと中国におけるヒマラヤ山系においての武力衝突が現地司令官の勝手な判断によって起こされた… ( 習近平主席に誕生日の武功をプレゼントして自分の栄達を求めた人民解放軍の司令長官がどうやらいた… という事の記事のことはいった) …こうした動きが拡大して、特に台湾侵攻、そしてそれに関連する陽動作戦としての尖閣や沖縄などへの武力攻撃などの動きが、軍の暴走の形で起きてしまう可能性、これを考えておかなければならない事態に本当に到達した。
でも、三峡ダムが決壊したら( それは考えにくいが) 、数億人単位で年内死ぬ。 その様な状況で南シナ海での軍事衝突をやれるだけの余裕が中国にあるとは思えないので、仮にそれが起きたのなら、事態は大きく変わる。 いや、それでも戦争をやるのが中国かもしれないが。
7-11月のラインでこの長江水系における洪水被害からの、二次、三次被害の拡大ということの顕在化を貴方、わたしは目撃できたとするのなら、中国の周辺属国の南北朝鮮、そして日本国内の、ジンケンなんかどうでもいいから、自分さえ儲かればそれでいい、という側に立つ親中派と言える全ての人々の立場が揺らめきだす。 終わっていくだろう。
ま、それでも半島の南側などは中国と一体化を求めて、8月4日以降に資産売却、そしてジーソミアから抜けるというのをやるかもしれないが。 そうなるとどうなるかというと、陥没現象が起きる前の段階で今度は( 日本国内の政治事情も関連するが) 日韓戦争になる。
ずーっと前から計画していた 竹島奪還作戦の開始 になる。 しかしこれは韓国の中の米軍の存在と動向、そして、韓国の側がいつも勝手に言っている、しかしそんなものの実体はない 米韓同盟の変質 が何処まで進んでいるかにもよる。
我々は大きく変わらなければならない。 それは、こうした武力を行使できる力と意図を獲得したかつての日本人に一旦立ち戻り、更にそこからのバージョンアップを行い、更にその上を目指すという、そんな存在に取り合えず直近においては変わらなければならない。
独り言しか言わない連中は放置しておけばいいんじゃないかな。 日干しになって消えていくから。