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寝る前の儀式（？）。 トイレと歯磨きを終え、居間に移動させる。 このときはいつも歯軋り音量がアップする。 本日は飲み込みなどは特に調子いいわけではなかったが、若干言葉の意味が通じていた模様。 がしかし、歯軋りは壮絶だった。 身体を支えたり歩行器を引っ張ってやりながらこの音を聞かされるのは拷問。 ちなみに実際は動画の２倍の音量で聞こえる。 それだけ不快だからかもしれないが。

酷い歯軋りが続く。この不快音を、身体を支えて立たせたりトイレ介助の最中にも遠慮なく耳元でこれをやられると、支えた身体からもぎしぎしと振動も伝わってきて、拷問かと思うほど辛い。全身が総毛立ちイライラが頂点を越える。

毎日覚醒時には歯軋りが１時間以上続く。このままの体勢で眠り始めると、次第に歯軋りしなくなる。健常者の歯軋りとはま逆である。

前回、パニック症状と錐体外路症状に対する本介入前後の症状の改善とその後の６ヶ月間の介入結果を報告した。その後も毎週、定期的に介入を１年続けた結果、睡眠導入剤、SSRIを中止したまま、抗パーキンソン病薬、向精神病薬もさらに減量あるいは中止出来た。手指の振せん、顔面・首の過緊張状態もさらに改善し、いずれの症状も安定した状態を維持している。パニック障害に対してのSSRIのセロトニン仮説、薬剤性パーキンソン症候群へのドパミン仮説を元に、本介入により実現出来た事とその介入の意味を考察した。すなわち、末梢のみならず中枢神経系のシナプスを含む知覚認知運動恒常系を賦活し、調和を回復する汎用的な介入法であることを実地臨床の立場から述べた。