亡命中の人権活動家、ウイグルの状況語る警察施設への襲撃事件があった中国・新疆ウイグル自治区の状況について、アメリカに亡命中のウイグル人の人権活動家が4日、NNNのインタビューに応えた。
襲撃事件の背景にある現地の状況について、自らも6年間、中国当局に拘束されていたウイグル人のラビア・カーディルさんは「ひどい弾圧の例はいくつもある。今年2月、中国の公安当局が民家に突入し、約18人を殺害、テロリストと決めつけた。中国政府は、オリンピックを利用して、ウイグル人への迫害を強めている」と話した。
カーディルさんは具体例をいくつも挙げながら、中国政府が「テロの撲滅」を掲げて、ウイグル自治区での弾圧を強めている、と涙ながらに訴えた。