ディクタフォン ロウ管録音機 A-12 1930年代 シェービングとロウ管再生 ディクタフォンのディクテイティング・マシン A-12、
1930年代の製品です。
ディクタフォンは、1920年代から40年代にかけて
オフィスなどで活躍した口述筆記用の録音機です。
ジャバラ管の先には振動板が付いています。
吹き込んだ声の空気振動で振動板を震わせます。
振動板には針が付いていて、ロウ管に縦振動で音溝を刻みます。
ロウ管は、文字通りロウ(ワックス)を円筒形に固めたものです。
これをシリンダーにセットし回転させ、ネジ溝を切るように
音溝を刻みます。
当時は、小さなラッパを耳に近づけ、イヤホンのようにして
聴いていました。