椎の木御殿旧三浦家別邸。
明和元年(1764)、三河国西尾より移封になり、勝山領主となった三浦氏は、
明治2年、大政奉還により10代、107年間の歴史に幕を下ろしました。
歴代当主は、当時お城山の麓(現在の市役所あたり)に屋敷を構えていたものの、
城地・建物などはすべて国有となったため、最後の城主、10代顕次(たかつぐ)が、
地元庄屋の支援を受け構えた邸宅がコチラ。以来3代にわたりこの地で過ごしましたが、
平成元年2月、旧勝山町へこの土地を寄贈。屋敷の正門前に
樹齢数百年とされる巨大な椎の木が立つことから別名「椎の木御殿」との呼び名で
親しまれています。
現在は、敷地を一般開放。敷地内には地産地消をテーマにした料理を提供する
お食事処「椎の木御殿」が併設されています。