出石焼窯場絵図についての会見(兵庫県・豊岡市)1977年( 昭和52年)に豊岡市出石町の旧窯元宅から発見された絵図は、当時出石焼の窯場周辺を描いた絵図として発表されました。今回の会見ではこの絵図が、朝来市生野町にある郷土資料館「生野書院」に所蔵されている「明治初年の猪々野絵図」の下絵図だったことが判明。このことにより、絵図の作者である蘆汀(ろてい)といわれる人物が出石町新町(現在の谷山)出身であることや、旧窯元宅に蘆汀が描いたと思われる絵があることなどがわかりました。しかしまだ蘆汀といわれる人物はわからないことが多く、また何故この旧窯元宅に絵図が残されていたのかなど、今後の調査が待たれます。