11面観音製作開始昨年来の計画であった十一面観音(滋賀県 向源寺 国宝十一面観音)の製作に入りました。材料は台湾ヒノキで45cmの6角で長さ120cmから切り出します。
六角材から長方型材に加工するのに五時間ぐらい費やしました。
写真の状態は升目をいれ大まかな外形を書き粗彫りをしている状態です。ここまでは電動ノコギリ、ノミでの作業です。
切り取った端材は70Lのゴミ袋に2袋出ました。約半分は焼却処分になります。国産の木曽檜の場合は材料の値段を考慮して寄木作りにしないと大変な金額になりそうです。
この材料は都内のお寺さんで五重塔を制作した時の棟梁の設計ミスで長い部分の切り捨てた物で彫刻教室の今は亡き生徒さんが購入したもので無償で頂いたものです。
大切に仕上げる予定です。