大日本帝国海軍 五省五省(ごせい)とは、旧大日本帝国海軍の士官養成機関であった広島県江田島の海軍兵学校において、生徒がその日の行いを反省するために自らへ発していた5つの問い掛けのこと。考案者は当時兵学校校長であった松下元(まつした・はじめ)少将。大東亜戦争の敵国であった米海軍では高く評価されている。現在でも、海上自衛隊第1術科学校及び海上自衛隊幹部候補生学校の学生たちが、旧海軍時代の伝統を受け継ぎ、兵学校時代と変わらぬスタイルで、毎晩自習終了時刻の5分前になると、五省の唱和により自分を顧みて、日々の修養に励んでいるといわれている。