秘密結社16改 党員を騙し隠し通さねば,真意がばれてしまう「自由と平等というきれい事を説いておけ」オーディオブック動画
歴史的文献探索@
『秘密結社』
明治33年(1900年)3月@
フランス哲学博士 フランソワ・リギョール著
(1922年7月26日没)@@
#その16 唯物主義の段階的達成,及び秘密結社の権勢を成り立たせる手口,「暗示」と「隠蔽」という策謀術中@
【要約】
・秘密結社の奥義は,その混沌としている見た目とは裏腹に,実は相互に密接に関連するため,その一を知れば,その万を知ることができる。@
・秘密結社の使命を象徴する表彰には,三種のもの及び儀式がある。それは,工匠,軍事,宗教的な要素から成り,それぞれこれらを表す各用具がある。
すなわち,フリーメーソンの使命は,こうして,必ず 工匠のほか,先入観や迷信及び圧政に反抗して戦う軍人,そして司祭,以上三つの形状でもって顕示される。@
・フリーメーソンは,自らの独自宗教を 伝統宗教に反してうち立て,殿堂をキリスト教や仏教の殿堂に反して築き上げ,禮拝を神仏への禮拝に反して制定した。@
・秘密結社党員は,唯物主義を採るため,言うことと思っていることは異なり,その肉情的欲求をほしいままにしながら,宗教的禮拝をする@
・入党志願者には,フリーメーソンの目的を明文等では決して示さず,むしろ,自由・平等という神聖な文字を聞かせると同時に,直ちにその意味について熟慮静思の道を閉ざし,その意味を落ち着いて考えることを停止させるようにして,彼らを上手に取り込む。@
・秘密結社は,唯物主義の段階的達成を宗とし,そのため,党員に対する美しき表彰物の提示(暗示)と,これによる隠蔽とを駆使しつづける。
しかも同一の表彰,同一の言辞であっても,党員により又はその精神発達や知識の程度に応じて,種々様々な説明をくわえる。
そのため,人々が各自信じるその宗教に関わらず,また,その持つ信条や意見のいかんを問うことなく,フリーメーソンの空漠なる言論に接する者はその策謀術中のとりこになる。@
・秘密結社の持つ万能の権勢は,その『秘密』保持とこれに騙される人間の多さに由来。@
・秘密結社の真のグランドマスターとは,『名も無き世界の大王』のことである(イル▲ナティ = 中×銀行 = ロス◆ャイ◇ド?)。@
大王は,秘密結社の宝庫を支配掌握し,その命令の下に動く億万の民衆を擁し,その民衆が自らの導かれる目的をも知らない状態を,巧みに利用している者である。@
・秘密結社の究極奥義は,人々に知られずして人々を知るということである。フリーメーソンの邪な目的を知られないようにして,知らない万民の言動云為を統制し,もって国民の知らない将来を進行させる。これこそが秘密結社の真骨頂である。@
「その目と手は世界至るところに働いているが,その者は何処にも顕れない。」@
・フリーメーソンにおける真の権勢及び見識とを有する者は世界中で僅か45名にすぎない。@
ほとんどの党員はフリーメーソンを慈善団体と思わされている。@
・「秘密結社」というサティアンは,大工,司祭,軍事の三要素を必ず党員に教える。しかも唯物主義の結論を最大限に発揮させるという秘密結社の目的を党員に直接知らせず,美しい表彰と形象物で階一階と暗示を重ね,思い通りに育てていく。@
・フリーメーソンが知らない,関与していないところは世界中どこにもない。地の端からその果てまで,すべての階級,団体はいずれもスパイを擁している。兵士や新聞記者,弁士,論客,及びすべての下男や小間使いを擁している。@
・フリーメーソンは,新聞,雑誌,書籍を発刊するメディアを指揮するとともに,公立学校を世界至るところに設立してこれを導いて,もって社会の世論を自由自在に作っては,世界の将来を支配する。
そうなると,国や社会の将来は,国民がどうすることも出来ない状況に至るであろう。@
・今やフリーメーソンは,この地球上の至るところにその党員を有している。万国の宮廷は親友が,そして万国の国会には,その党与(仲間・ディープステート)がいる。
フリーメーソンが関知しないところは,世界中に何一つ存在しない。@
・大学は,唯物主義の原理を国民の秀才に教授し,新聞はこの結論を人民に弘める。
こうしてフリーメーソンの営み = 社会破壊の事業は,日一日 着々として進行している。@@