秘密結社4改 中央▲行は秘密結社から,秘密結社はルソーから。投獄や死刑が怖いから警察や軍隊を嫌う。その4 秘密結社の根本目的や精神
【要約 ・・・・今回は,理解を助けるため,本書全体から見た 意訳をも施しています。】
・秘密結社は,ウラ社会の集団と同様,表の事業だけは大いに公表して喧伝するが,それ以外は,ことごとく秘密を貫く。
・表面的に見るときは,各秘密結社はすべて異なる。しかし各々の秘密結社の 直接かつ固有の性格いかんにかかわらず,その帰着点に関して言えば同一である。ただ辿る道を異にして,同一の目的地に到達するだけのことである。
たとい100の結社があるといっても,結局皆 同一のレールに出ることになる。
・秘密結社・フリーメーソンが,この「メーソン」という用語を取って,自らの固有の名称としたのは,昔年のメーソン団体の如く,世界の一大建造プロジェクトに従事するのだ,と言いたいためである。
その世界の一大建造プロジェクトとは,比喩的に言うところの,天地の大工(創造主)の光栄を発揚し,世界の人類を一絡げにまとめて,いわば彼らを収容する一大殿堂を建設することである。
(要は,新世界秩序,ニューワールドオーダーの建設であり,その中核は,民間による中央▲行の設置のことである。第30章参照 https://youtu.be/ZFYLUGImQo4)。
・秘密結社のネタ本は,ルソーである。どの秘密結社の,如何なる事業もこれに依拠している。
(なお,フランス革命やロシア革命等の忌まわしい流血革命の源流がルソー思想にあることは,憲政史家倉山満が声を大にして断言している。https://www.youtube.com/watch?v=Bbl6m5Y7LRY)
【以下,意訳を含む要約】@
・婚姻制度を否定してフリーセックスの社会を作れ。
・所有権制度を打破せよ。警察権力を否定せよ。既存秩序をグレートリセットだ。それにより,世界を我々フリーメーソンの好きなようにさせろ。
・国境,軍隊を否定せよ。
国境をなくすのはもちろん,国家国民を護り,愛国心の発揚の砦となる軍隊というものを覆滅せよ。こうして我々が軍隊を恐れることなく安心して,完全自由が謳歌できるように,つまり,我々が何処の国でも好きなだけ国家国民から収奪できるように,世界を整備し直さなければならない。
・宗教を覆滅せよ。父母や主君への忠孝を否定せよ。
なぜ,我々のようなお金持ちが,それも世界各国の主君にそれぞれ多額の金を貸し付けてきたお金持ちが,一国の主君に忠孝の態度を示さねばならないのか。しかも主君にお金を貸し付けたら,国家国民の税金から支払って貰うのも当然だ。中央▲行もまさにそれだ。各国の政府にそれぞれお金を貸し付けたのだ。その国の国民から徴税して払わせるのは当然ではないか。
・国家とは圧政をするものだ。我々の自由・好き勝手を阻む根源である。
例えば,国家に我々が投獄されたり,死刑になったら,好き勝手ができなくなるし,好き勝手をやって 国家国民から収奪した意味が 結局なくなるじゃないか。
・「フリーメーソン」とは字義どおりいえば,無税工場,無税工社である。無税とは,タックスヘイブンという意味もあり得るが,むしろ 世界中で,国々からの何の制約も受けずに,何でも好き勝手自由にできるという,スーパーフリーの意味である。
フリーメーソンとは,世界中の国家転覆や流血革命も厭わない,野獣的で暴力的なスーパーフリーを生産する工場であり,工社である。
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