うりこ姫とあまんじゃく byザッキ~おにいさん語り「うりこ姫とあまんじゃく」あらすじ******
おじいさんとおばあさんには子どもがいませんでした。
ある日、おばあさんが川で洗濯をしていると、川上から大きな瓜が流れて来ました。
おばあさんがそれを家に持ち帰って包丁で切ってみると、
中から女の赤ちゃんが出て来ました。
喜んだおじいさんとおばあさんは瓜子姫と名付けて、
赤ちゃんを可愛が大事に大事に育てました。
やがて、姫は機織(はたお)りが得意な美しい娘に成長しました。
姫には、長者から嫁にもらいたいという縁談話が来ていました。
そこである日、おじいさんとおばあさんは、婚礼で姫が着る着物を買うために、町に出かけることにしました。
ふたりは姫にこう言いました。
「いいか。この辺りに最近あまのじゃくという悪い鬼が出る。だから、誰かがやってきて戸を開けてくれと言っても、絶対に開けてはいけないよ。」