観測者の伝達 朝鮮半島の混乱衰退これからの世界は本当に 中国とその眷属 vs それ以外の全ての国家 という風になりそうだ。 先だってチェコの議員団が台湾を訪れ、中国は激しくそれに反発し、王毅外相の口を使って「 チェコはこのままでは済まない、必ず制裁する」 という一国の外相とは思えない発言でこれを恫喝した。
最も中国における政治家とは、与えられた台本を読むだけの人物なのだから… ( 実際の外交トップは、序列的にはナンバー3となっている、しかし実質中国共産党本部外事局のヨウケツチ氏とされる) …彼のこの発言も結局は中国共産党の方針だという事でしかない。
しかしいみじくもミロシュ・ビストルチル上院議長が言ったように「 我々は来るのが遅すぎた。 そして我々の動きに追随するように欧州各国が台湾を訪れるようになる」 というそのコトバの通りに事態は恐らく進む。 なぜならこれら中進国は常に覇権国とその周辺の大国の風向きを見ながら、読みながら国家の方針を決めるのであり、世界で一番風見鶏集団ともいえる彼らだからこそ、今この瞬間に起きている地球のパワーバランスの大きな変動を感じ取り、早い段階で動かなければ、唾をつけなければ、自国の発展繁栄はないと見切っているからである。
中国を外していった後の世界の利回りの確保はどうなるのか… この視点で世界の支配層達は動き出した。 わたしにはその様に見える。 それは既存の世界がいつまで続くか分からないが、それが続くのだという前提でわたしが言葉にするのなら、それら複数の開発案件におけるその中に、確実に北極海航路の開発( 物流) と日本近海のメタンハイドレードの開発( エネルギー) が入っているのである。 後は世界に向けての安全な食品供給という意味での南米、主にアルゼンチンを中心とした地域における農産物生産開発( 食糧) などがあり、もっと言えば真水の確保における開発、これもある。
わたしはこれら「 旧ソ連圏のワルシャワ条約機構の中にあった、ソ連秘密警察チェーカーの申し子のような諜報機関を有する国家」 が台湾を訪れたということは相当重要だと思っている。
それは、東欧諸国はカネはないが、これらのスパイに関わる、情報収集と分析における能力がやっぱり今でも相当高く、それは確かに彼らはカネがないので偵察衛星だとか、ネット空間におけるバックドアからの情報収集という事は不得手にしても、人間対人間、つまりヒュミントを駆使した情報の入出力は優れており、そしてこれら東欧圏の連中が台湾へ行ったということは「 豪州からファイブアイズ、そしてそれらの関係各国への情報の… それは小出しであろうし、全体ではないだろうが …俯瞰肺炎に対しての真実情報が行き渡ったから」 というこの解釈をする。
これら東欧圏が例えば、未だにそういう事を証拠なしに言っている勢力、米国が中国とイタリアとイランにこれらの生物兵器をばらまいたのだ… という事が仮に事実だったとしたら、火中に栗を拾うような形になる台湾訪問などやるわけがない。 そして彼らは概要としてこれらの武漢肺炎が中国の造った生物兵器であり、中国はこれを戦争計画として世界拡散させたのか、ヒューマンエラーだったのか、そこまでの完全な見極めが出来ているとは言わないがしかし、主原因は中国にあると断定したから今回の動きにつながったと見るべきなのである。
911の時も、例えば日本の2ちゃんねるにおいて、10分もしないうちに911は米国のジサクジエン説だというスレッドが立った。 これらの背後にはどうせ中国が居ただろうとわたしは考えている。 こうした説の中身において中国をにおわせる単語が全くゼロだという事そのものがおかしいのだ。
勿論ロシアの関与もあったかもしれない。 しかし中東における安定化工作という一点においては米ロはきちんと協力しているので、面と向かって米国を正面攻撃、本土攻撃する計画に全面的に関与していたという事は考えにくい。
前述、だからこれから東欧圏に所属していた中進国が、本当に台湾訪問という動きを次々と行っていったとしたら、それをもって貴方は「 武漢肺炎は恐らくやっぱり中国が造った生物兵器だったのだ」 という概念を取り合えず脳の中の片隅においておいても構わない、とわたしはこう思う。 判定する。
バフェットが日本の5大商社に大きく投資していた事が明らかにされた。 こうした報道はその発表だけで市場に影響を与える。 だからこの背後には普通に考えて日本政府がいるだろうと捉える。 それは、安倍首相が辞任を表明したあとに、わたしの記憶違いでなければ日経平均が600円暴落し、それらが上下動して実に不安定な状態が続いていた、ここに菅官房長官の出馬報道と、バフェットの日本商社への投資、それはゴールドマンサックスを売り払っての乗り換え、という事の報道が行われたそれらが偶然だと考えるのなら、貴方はもう少し頭を鍛えたほうがよい。
安倍首相の辞任会見は、金融市場が翌日翌々日しまっている前日に行われた( いや、これはわたしはいい加減な記憶なのだが)。 今回の様な重大な動きが金融市場と無関係で行われることは決してない。 バフェットの動きはそれ。 そして確か黒田総裁も、辞任会見のその後に金融緩和の継続を表明したと思う。
これら西欧の投資家たちがこれから恐らく目立たない形で 流通とエネルギーと、あとは水関連に投資をしていくのではないかなあとわたしは漠然と捉える。 直近においてはどう考えてもTPP11が大きく育っていくからであり、どう考えても英国がこれに加盟するからであり、場合によってはフランスまで加盟する可能性があり( フランスは確か太平洋側に植民地というか、飛び地の島を持っていたと思う) 、利回りの確保から考えれば「 中国を排除したアジア圏への投資」 がこれからトレンドになる。
わたしは北極海航路に関して貴方に適当な事しか言っていない。 しかしそれらを裏付ける記事としては、3年程前からロシアが、あのカネがなくて本当に困っているロシアが「 原子力砕氷船の製造を増やしている、という事と、それを外販する」 というその動きがこれら北極海航路常設の背景情報なのだ、として貴方にこれを提示する。
だから寒冷地仕様の貨物コンテナ、貨物船などの情報もこれからどうせ出てくる。 これらの領域は米ロが独占している。 いや、ノルゥェーなどの北欧地域も食い込んでいたかもしれないが。 米国は北極海航路の一大基地として、当たり前だがアラスカの大開発を考えている。 カナダを通って米国まで物流を実現する「 高速貨物鉄道」 などを構想している。 だから日本はあの広大な平地を高速で移動させるためのシンカンセン、および、リニアモーターカーの技術供与の形でこれらの構想の実現に協力している。
本当は高高度を超高速で飛行する輸送機の開発もあるのだが、これは旅客と貨物の両方において今の武漢肺炎が鎮静化しない限りにおいてはどうにもならない。
北極海航路の輸送船団は、恐らく護送船団方式になる。 複数の砕氷船が連合艦隊を組んで氷を割って前進するスタイルになる。 これだけでも大きなカネが動く。 更にどうしても海路でダメなところはロシアは運河を造る。 勿論他人のカネになるだろう。 今のロシアにそんなカネはない。
中国は自ら沈んでいく未来を選択した風に見える。 彼らを置き去りにして既存の世界は進む。 わたしが言う北極海航路がどうしたにしても、本当は陥没現象が発生したら全部チャラになっていく可能性はある。 しかし、それが起きないかもしれない、だとか、起きても小さいかもしれない、という可能性を捨て去るのはタダの馬鹿だ。 敗北主義者だ。 負け癖がついているヤツ、負けている自分が美しいとかと歪んで捉える性格破綻者、自らで自らを縛る者、そういう者達はこれからの厳しい現実では生きていけない。 即座に死ぬ。 そういう世界が短期間ではあるがこれから待っている。
われわれは、なにくそ、と現実にしがみついて生きていく力強い人間としてこれから在らねばならないのだという事をわたしは勝手にあなたに言っておくことにする。