特攻生還者・米兵・家族の証言・先の大戦の検証特攻と言う旧海軍トップが考え出した常軌を逸した狂気の戦法は、いかに日米双方の人々に影響を及ぼしたかを、特攻サバイバーや米兵やその家族のインタビューを通して歴史の一面を検証する。特に、元特攻パイロットが、志願してないのに勝手に特攻名簿に載せられていたことを暴露しているが、今さらながら驚く。ここで、彼が昭和天皇が早く戦争を終結しなかったから、多くの仲間が無駄死にしたと仰ってるが、昭和天皇は一刻も早く戦争を終結するように動かれていた。そのために命がけで、国が滅ぶ危険を冒してまで戦争を遂行しようとしていた軍幹部を命がけで説得し、敗戦を受け入れる決定をくだしたのである。確かに、博仁天皇が太平洋戦争を始めたときのサインをしたことは事実であるが、終結させた功労者は昭和天皇なのであった。