好評発売中『ケン・ラッセル 肉体の悪魔』Blu-ray&DVD予告編史上最も有名な「ルーダンの悪魔憑き事件」を基に鬼才ケン・ラッセルがタブーに挑んだ 映画史に残る問題作!
フランスのルーダンで実際に起こった集団悪魔憑き事件を題材にセンセーショナルな映像でタブーに挑んだ、鬼才ケン・ラッセルの意欲作にして最高傑作。
デレク・ジャーマンによる芸術的な美術セット、そしてオリヴァー・リードとヴァネッサ・レッドグレーヴなど一流の役者陣による鬼気迫る演技で、宗教的抑圧がもたらす狂気、腐敗した国家と教会、そして人間の内なる〝悪魔″をエキセントリックかつスキャンダラスにえぐり出してゆく。錯乱に満ちた阿鼻叫喚の悪魔祓いのシーンは伝説とされ、ケン・ラッセルの最高傑作とされるも、あまりにも過激で挑発的な内容ゆえに宗教関係者から猛烈な反発を招き、世界中で物議を醸した超問題作でもある。日本では長い間、VHSのみのリリースだったカルト映画がついにHDマスターでディスク化!
<STORY>
17世紀。フランスの地方都市ルーダン。この地で司祭を務めるグランディエは、知的で雄弁なうえ、ハンサムで好色家。多くの市民から支持されていが、それを苦々しく思う権力者や宗教関係者も少なくなかった。一方、名ばかりの王ルイ13世に代わり実権を握るカトリック教会のリシュリュー枢機卿は、プロテスタントの台頭を防ぐため地方自治制度を廃止させようとしていた。ルーダンにも城壁を破壊するために使者がやってくるが、グランディエによってを阻止された。その頃、修道院長ジャンヌは、グランディエに一方的な恋心を募らせ、妄想に取り憑かれていた。それだけに彼の結婚を知った彼女は激しい嫉妬と狂気に駆られ、グランディエを悪魔の使者だと告発する。そして彼女のヒステリーは他の尼僧にも伝染し、修道院全体が“悪魔憑き”の狂乱状態に発展していく。