観測者の伝達 王道と覇道隠し切れなくなって日本のメディアも 中国の検閲の下 少しずつ長江流域における水害の情報を出し始めた。 欧米世界はもっと出している。 つまりこれが日本国内における親中派と言える連中の力という言い方にもなる。 彼らは恐らくこれから全てを失う。 まだそのスタートラインに立ってはいないが、じきにそうなる。
昨日の14日の時点で重慶だったか、南京だったか、確か重慶だったと思うのだが、水位が10mを超えた。 過去の最大の記録が10.22mであり、あと1m水嵩(みずかさ) が増えると都市機能は壊滅だという報道だった。 勿論住民たちは避難しているとのことだが、しかし一体何処に避難できるのか。
現状三峡ダムは仮に排水口を全開にしても、その状態でもダムの水位が上がるという、流入量が想定外の状態になっている。 上流における支流のダムがほとんど機能していないというのは言った。 決壊したり、意図的に堤防を破壊して外に水を出しても、それでも長江本流に流れ込むる流量が減らない。 そして長江というのは大陸の川の特徴で、高低差がほとんどないものだから、三峡ダムであまりに水をためるとその水位が上流地域と比較して数メートルあるかないかの状態になり、上流に水が滞留するという状況の発生になる。
ところが下流においてもこの高低差が小さい。 仮に放水してもそれらが海に向かって流れるまで相当の時間がかかる。 確か三峡ダムから上海までの単純距離が1700キロだ。 そして日本列島というのは単純に測定して1500キロだ。 だからどれだけ長距離かということ。 被害はずっと長期化する。 そして水がいつはけるかは分からないが、その時点で流域に確実に伝染病が拡大する。
穀倉地帯、農地も使い物にならない。 そして問題はここから。 勿論中国人たちは生きていきたいのだから、あらたな農地になにがしかのタネや苗を植える。 河から離れたところにそれを造る。 ところが、今この瞬間中国の中にバッタの発生… 正確に言えばヒコウ( 漢字が出ない) という飛蝗の大量発生が起きているということ。 それらは洪水の去ったあとの、水分量の多い地面に沢山の卵を産み付けて、そして今の状態だと短期間でそれが羽化して即座に成虫になり、せっかく生えてきた植物の芽を食い散らかすだろうというのが今の時点で目に見える。
何度も言っているが食糧危機になる。 だから中国は世界各国から買い占めによってそれらを強奪する。 それはもう恐らく今月から始まっている。 アナタも日本国内の彼らの動きを監視しておくことだ。
今の動きは勿論米国は偵察衛星で24時間フルタイムで監視している。 そして中国の実際の国力がどの程度まで痛めつけられたのかというのを判定しながら、中国に対して、用意していた様々な戦略を前倒しで実行する事にどうやら決めた。
香港に対しての優遇措置の基本的全廃は、ペッグ制の廃止まではいかないにしても、香港を通じた中国の西側世界からの強奪業務をやりにくくする。 いや、そんなものでは済まなくて、半分以上息の根を止められたと見る。
この動きの前にパンピオ国務長官がわざわざ今の政権の総意として 米国は南シナ海の中国の侵略は許さない と言ったでしょう。 そしてその3日後くらいの14日の時点で台湾全軍が、中国が総出で台湾侵攻、侵略するという事を想定しての実弾演習を開始した。
この時点で米台湾は、恐らく人民解放軍が暴走する可能性を危険性の中に入れていると見る。 それはインドと中国の兵隊の衝突が、どうやら、これらの情報が本当だったらもうどうにもならないなとわたしは捉えているが「 現地の人民解放軍司令長官が、習近平主席の誕生日に合わせて、彼の武功にするために、独断で勝手に動いた」 ようなのだ。
もしこの情報が本当だったら中国政府はやっぱり人民解放軍の完全なる掌握に失敗していることになる。 基本独裁国家の軍隊だから、勝手な事は即座に簡単に死刑につながるものなので、そんなに簡単に、少なくとも現場の下っ端指揮官などは独断専行はしない。 しかしその彼が所属する人民解放軍軍区の司令官がそうした 手柄を立ててしまえばこっちのものよ 的な思考と行動をした場合に、それを実際に重い処罰で制することが機能していない軍隊なのだ… とするのなら、これはこれからそうした軍区の司令長官レベルにおける暴走がある。
決め付けられない。 しかしそれが南シナ海、そして日本の沖縄から尖閣、そして対馬から佐渡島に至るラインで起きた時に、それは偶発的な行動から簡単に地域戦争になる。 ただし、そういう事態の前に中国の側からつっかける可能性、これもある。
尖閣諸島における漁船の拿捕の計画がある。 そして空中機を撃墜する過程で問題の発生を行って、それらの混乱時に色々と破壊工作をしかける可能性もある。 こうした事が当たり前に計画されて、本当に実行に移されようとしている、一部本当に移されているということを日本人の大多数が知らない、知ろうともしないというのは相当問題だ。
今はもう、平時ではない。 このことから目を背ける人間はこれからの動乱期においてそもそも生きていけない。 気づいたら邪悪な力に飲み込まれて死ぬか。 自らの中にある邪悪さに振り回されて死ぬか、大体そんなところだろう。
三峡ダムの動きは、わたしは恐らくは決壊はないと見てはいる。 決壊という形にすると、仕方がなかったという心の動きになり、責任があいまいになる。 三峡ダムはそもそもが必要のないダムを李鵬が自ら土建利益の確保の為に無理矢理国家計画として推進したものだ。 誰も賛成していなかった。 更にやるんだったら治水ダムなのか発電ダムなのか、しっかりとした設計をするべきだった。
そのどちらも出来ていない。 治水もやりたいが、電気もやって儲けたいというどっちつかずの危険なものになっている。 今、三峡ダムの下流10キロも行かない所に大型変電所があって、これが冠水して機能が破壊されるのを防ぐ為に放水を抑えているという説もある。 その変電所から恐らく下流域においての人民解放軍の各種施設に流しているのだろうなと思う。
日本の気象衛星ひまわりが、これらの地域の天文気象画像を7月のアタマくらいまではNHKの気象コーナーの中などで表示していたが、今はこれを出していない。 雨雲がずっと滞留しているという事実を日本国民に知らせない。 これらの流域に日本企業の投資が70%以上集中しており、ここが流されるとそれらの企業の株価が下がるから… だとかいろいろな理由があるだろう。 あと検閲と。
JAXAでしかもうそれらの画像は見れない。 それも隠ぺいされるかもしれない。 今起きているのはそれほどの規模のものだ。 習近平主席が今回は珍しく どうにもならない、やることはやった 的な談話を出したという情報もあったが、わたしはまだ確認していない。
今週の末から来週の水曜日にかけてあの長江流域では今以上の大雨が降る。 どうなるか分からない。 決壊はないだろうが、全力でそれを回避するだろうが、ダムの上層部からの越水はするかもしれない。 その時にあれらの欠陥ダムが水流によって破壊されることは、それはあるかもしれない。
どうなるかは分からない。 ただ他人事だと思わずに今の流れを真剣に見ていてほしい。