丹波焼の魅力を求めて 丹波焼の郷を巡る(兵庫県・今田町)兵庫県篠山市にある今田町は、丹波立杭焼きで有名な地域で、町中には、約60軒の窯元が軒を連ねています。丹波焼きは、瀬戸、常滑(とこなめ)、信楽(しがらき)備前、越前とともに日本六古窯の1つに数えられ、窯が開かれてからおよそ800年の間、一貫して生活用器としての、皿、壷などを生産してきました。様々な時代を経て、慶長16年に朝鮮式半地上の登り窯が導入され、それまでの穴窯に比べ、焼成時間が短く、一時に同じ製品を焼成出来た事から大量生産が可能となりました。同時に、日本では珍しい左回りのロクロ 蹴(け)ロクロが採用されました。