ソ連満州参戦1945年8月9日、ソ連軍が満州に侵攻した。関東軍幹部は、軍を南部に後退させた。(軍幹部は既に家族を日本に帰国させていたが、一般邦人にはその事を秘密にしていた)既に、関東軍から根こそぎ動員{25万人}で男の家族を兵隊にとられていた一般邦人・満州開拓団は、老人・女・子供世帯ばかりが残されていた。戦後、日本軍から現地に取り残された一般邦人達100万人は、ソ連軍・現地民から殺戮・略奪の苦難をなめながら、1946年に始まった引き揚げで、66万5千人にみ帰り着いた。生存率は67%未満だった。現地召集された新兵達は、運よくソ連との戦闘で生き延びても、シベリア抑留で生死をさまようことになった。