減圧による消火ポンプ起動~小林消防設備 福岡県豊前市 全類消防設備士 第二種電気工事士 経営学修士~福岡県豊前市の小林消防設備 全類消防設備士 第二種電気工事士 小林寮一です。
甲種1類消防設備士の小林寮一が、スプリンクラー設備の消火ポンプ起動試験を行うため、配管内に減圧をかけ、消火ポンプを自動起動させます。
スプリンクラー設備の消火ポンプは、屋内消火栓設備の消火ポンプ(手動起動)とは異なり、配管内の減圧をとらえて自動で起動します(消火ポンプ制御盤による直接起動もできます)。
停止は、屋内消火栓設備の消火ポンプと同様に、直接停止のみです(ポンプ室に行き、消火ポンプ制御盤の停止を押す)。
スプリンクラー設備配管内で自然減圧が起こった場合、スプリンクラー設備では消火ポンプが自動起動してしまいます。
消火ポンプが自動起動した場合、ポンプ室で直接停止しない限り、ポンプはまわり続けます。
そのため、スプリンクラー設備の場合、メインポンプ(スプリンクラー設備の消火ポンプ)が起動する圧力まで下がる前に、別のブースターポンプ(補助ポンプ)が起動し配管内に昇圧をかけ、メインポンプがまわるのを防止します。
ブースターポンプは消防用の赤ポンプではないため、昇圧をかけ一定圧力になると自動で停止します。
実際にスプリンクラーヘッドが火災よりはじけた場合、配管内に減圧がかかり、まずブースターポンプが作動しますが開放による減圧の勢いが激しくメインポンプがすぐに起動し、水源の水を強力に送水します。
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