希望の国 : 園子温監督に聞く原発事故の問題が風化するのではという危機感
この映画を“使って”皆さんがもう一度原発について色々語り合って欲しい
自分の中では三度目の被曝、だから架空の長島県というのは、
広島、長崎、福島という三つの被曝した県の合体
我々は本当に悪夢と対峙してきたのだろうか
映画というのは、自分にとって“巨大な質問状”
映画はニュートラルに創って、様々な立場の人に自分の答えをつくって欲しい
“知ってる”のと“感じる”のは全然違う
追体験して欲しい
知識・情報ではなく、情緒・情感で
心のもう一つ“引き出し”をつくって欲しい
自分の中で答えを出して頂ければ
絶望を経験しているからこそ、絶望を超えた希望を
希望は絶望と隣り合わせ
暗い闇の中から差す光、一条の光
希望は心で思うことであって
目に見えることが絶望だらけであっても
心の中に希望さえあれば