秘密結社3改 秘密こそイル▲ナティの力の源泉。社会も身内も欺く二重秘匿システム ~身内の大半は金づる。#その3 秘密結社が秘密組織と称されている理由
【要約】
・秘密結社の集会は,往々にして夜中に開催されている。他人は入ることはできない。用意周到,厳重に警護されている。局外者は 一人も入ることが出来ない。
しかも同集会における議論は,衆人が見ている前でするのではない。@
・秘密結社(フリーメーソン・イル▲ナティ)の本当の指導者や内幕を知る者はごく僅かである。英国秘密結社の総裁である 英国皇太子ですら秘密結社の指導者ではない。英国皇太子でさえ 秘密結社の真の目的や実際の行動内容は知らされていない。
組織の外でも内でも,幾重の秘密の壁でさえぎられ,世の人はもちろん,党員ですら,真実にアクセスできない。@
・上流階級に昇進した者であっても,秘密を知る人の列に加われない者も多い。
秘密に与れないのはどういう人達かというと,往々にして悪気や邪心がなく,そのため悪知恵を働かせることもなく,秘密結社を見て人類救済の目的を持った団体と思い,表面的な外観しかみていないため,秘密結社の美辞麗句を たやすく信じてしまうような人達である。@
・最高33種もある階級は,秘密の壁づくりのためと,党員に対する階級上昇のインセンティブをテコにした収益増大のために存在する。
そしてこのシステムは,社会の有力者を取り込み,むしろその社会的影響力を使って,秘密はもちろん明かさないまま,秘密結社の秘密の目的を首尾良く世界で実現することに貢献している。@
・王侯の中に秘密結社の真の秘密を知れる者はただ一人,フィリップ・ドルレアン公(フランス)がいただけである。彼は,なんと,フランス国王ルイ16世の従兄弟の身でありながら,同国王の死刑(1793年)を公然と賛同した者である。秘密結社の党員によれば,彼のみが秘密結社の本当の秘密を聞いて 驚天しない胆力と気力の持ち主であった。@
・真の指導者は,党員に階級上昇を煽る中,むしろ下層階級の中に身を隠している。そして,上流階級の地位を占めず,高貴の地位と名誉の職責と栄光の称号については,他の人物に委ねている。@
・秘密結社は,秘密を隠蔽するために,各党員に対し,入社及び進級の際に公然と各宣誓をさせ,厳格な威嚇をも併せ用いて,すべて秘密結社に関すること,そこで行われていること,見聞することについてはすべて秘密を厳守させ,もし秘密を内明かす場合があるとしても,指定された人に限定する,という制度を敷いている。@@
・秘密は秘密結社を閉ざすための唯一の鎖であり,秘密結社の力そのものである。
秘密は まるで黒雲のように漠然としてとらえどころがなく,秘密結社の外も内も,周囲を取り囲んでその行き来を塞いでいる。
これこそまさに秘密結社の暗窟である。暗窟の深さは底知れない。@@