マガジンエロイヒト 時間稼ぎする国家米国商務省が現地15日、エンティティーリストに入れてあるファーウェイが、その部品調達の為に様々な迂回ルート、第三国に製造させてそれを輸入するという形のそれを続けているので、安全保障の観点からもこれを潰す必要があり、「 米国製の製造装置を使って製造した半導体、部品などはファーウェイに輸出禁止」 という原則を打ち出す事になった。
ファーウェイにこれら部品を輸出していた関連国家、台湾、そして中国の内部に人質に生産工場を取られてしまっている韓国が大打撃をこれから受ける。 しかし総合的に見て韓国の打撃は相当のものだ。 つまりこれは米国の韓国外しの一環なんだろうなあと漠然と捉えているが、韓国サムスン、SKハイニクスなどの株価下落の流れをわたしはまだ確認できていないので仮説の段階でしかない。 でもまあそうだろ。
これらファーウェイ制裁強化は、中国にしてみたらたしかに痛いのだけれども、彼らは米国がこの手をとってくることはとっくに想定ずみで、内製化を高めている。 もっとも今のファーウェイ製品はそれに比例してどうやらポンコツの端末製品しか作れていないようだが。
トランプ大統領が現地14日に「 中国との国交断絶の示唆」 をした翌日に中国が「 米国は中国に態度を合わせる形で歩み寄りをしなければならない」 と勝手に独り言を言っている。 彼らのこうした上から目線の態度は当然国内国民向けの、強い共産党政府という演出の一環だが、それらの行動を変えさせるには結局のところ中国を飢えさせる、干上がらせるしか手段がない。 正規戦争をしないのならそれしかない。 通商破壊からくる一連の結果を浴びせ続けるしかない。 しかしそれは中国も米国に対してある程度の範囲においては出来る。
中国はとにかく時間を稼ぎたい。 とにかく大統領選挙において潮目が大きく変わる、または工作によってそれを変えられるという前提で国家を動かしている。 彼らの軍事領域からのコトバを総合すると、あと3年くらいで自分たちが完全に米国に勝てる… という言葉を出しているようだ。 内心は知らないが。 しかしそういう事を言って自分たちの領域に予算を引き寄せる動きをしているのが見える。 求心力もそうやって勇ましい事を言って愚かな段階から動こうとしない中国人たちを騙し続けていなければあれら巨大組織がもたないのだろう。
米国を筆頭とする欧米世界はだから、何処かの時点で分かりやすいブロック経済地域を形成するし、中国は、果たしてそんな事が可能かどうかは知らないが、一帯一路を中心としたビンボー国家を軸にして小さな経済圏、それは人民元で決済する地域、これを形成するだろう。 というかそれしか選択肢がない。 本格的に大規模戦争をして、テロ作戦をしかけて、勝てるという見込みがあるのならそれをするだろう。 しかし現実問題としてその選択を行って中国が戦後処理を含めて全て勝ち切るというのは、少なくともわたしにはそれは見えない。
戦後とという後の体制においては勝ち組に群がる様々な国家群のイメージ映像はあるが、戦前戦中におけるリスクを支払う動きに参加してまで中国の味方をするのだという国家、こんなものがありえるだろうか、だ。
人間世界におけるこれらの動きは実は、いわゆるユーレーの世界と一応言っておくが、それらの領域においては恐らくおおかたの決着はついているのである。 だから後は、我々が、わたしが、アナタが、どの結末に合流するのかが問題なのであって、世界とは決められた座標数値領域の中に、複数の情報の展開が行われている、組成と振動状態が違う、存在なるものを構成する源としての媒質の動的状態においての、どこに自分を合一表示させているのか、が、あなたの今いると感じられる世界、次元、場所なのであり、そうした一見ゲームにしか見えない設定を、真面目に考えて想起する事から自分自身の意図を発生させるかどうかが、実はあなたの座標を移動させる一つの原動力としてそれはあるのだが( 思いが全てというのは、何から何までそれを動力として採用できる世界の事でもある) 、この辺の話を展開すると誰も読んでくれないのでここまでにしておく。
大統領選挙前までには分かりやすい形での中国への経済制裁各種が行われるだろう。 そしてその前の段階において、中国の側につこうとする眷属国家に対しての制裁がしかけられている。
両方から奪うだけの存在、つまり薄汚い奴らは、これから相当の苦悶と葛藤と焦燥の中に自らを移動させるのだということは言っておこう。