闇金から主婦を守るロイズ司法書士の高田恭秀先生2006年以降、多重債務問題の解決を目指して、段階的に施行されてきた改正貸金業法。
今年をもって完全施行となり、金利は20%以下、年収の3分の1をこえる貸し付けが原則禁止された。
しかし、この上限金利と貸し出しの総量規制により、必要な融資を受けたくても受けられない「借金難民」が
大量に生まれている。
中でも大きな影響を受けているのが主婦たちだ。
これまでに、大半の貸金業者が、専業主婦への貸し出しを止めた。夫の収入頼みで、
貸し出しの事務手続きも複雑になるためだ。「どうすればいいのか」「頼むから金を貸してくれ」
いま、カード会社には、主婦たちの悲痛な叫びが殺到している。
こうした中、膨張しているのがヤミ金市場。
法の網の目をくぐった手口で融資を謳い、莫大な利益をあげる。
主婦専門のヤミ金を始めた業者もいる。 「借金難民」となる主婦、法制度の不備をついて暗躍するヤミ金業者たち。
改正貸金業法の思わぬ波紋を追う。