観測者の伝達 1015 中東混濁1米国も中国も問題がある。 問題のない国などというものはそもそもこの地上には存在しない。 その上でどちらも差別や格差の固定など本当にどうしよもない部分が山積みだ。 しかし米国にあって中国にないものがある。 それは見せかけだけなのかもしれないがしかし、言論の自由というものであり、民主主義というものだ。
中国にはそれがない。 これからもない。 そして彼らは自国の体制における動揺が何処かの部分で見られると、それに関わる人間を本当に殺してしまう。 米国だってそういう部分はあるかもしれない。 しかし中国のそれは、米国の比ではない。 人間の命の価値がそもそも全く違う。
本来人間の自由の解放を強く推進する立場を商品価値として世界からカネを集めている=奪っているヒダリ側の勢力は、何が何でも中国の批判、非難をしない。 だから彼らの言うジユウとは、結局はそれを言う事で、口に出す事で、その時だけの生活費と遊興費を奪い盗るだけの技法でしかないと分かる。
日本国内で勇ましいことばかり言い、安倍政権はファシズムだと主張する勢力はしかし、中国の軍事独裁強化拡大、そして自国国民のウイグル人を徹底的に差別して、その上で彼らの内臓を生きたまま強奪することについても何ひとつ言わない。 つまりこの時点で彼らは、自分が内心の中で、命に序列優劣をつけており、彼らの中における下位構造に所属していると決めつける人間は人間ではないのだと勝手に認識しているのだと分かる。 とんだジユウ主義者もあったものだ。
香港に対してどこの外国勢力もこれら分離独立を仕掛けているとは思えない。 そういう動きがあるのだとしたらもっと上手にやっている。 だから少し前に香港の中で分離独立宣言を行った集団がいたが、これらは中国の工作員ではないかという説があり、わたしも何気にそれが大きいとみる。
つまりこれらの勢力に国家分裂行為を演出させて、それをもって人民解放軍が鎮圧に向かうというそういう台本がある、あったという事だ。 自作自演は独裁国家共産国家の基本工作である。
中国の今の状態を10年継続させたら半分だけ勝ち、20年抑え込めたらほぼ勝ち、というのがわたしの見方だ。 そして中国なる表象アイコンは、実に分かりやすい陰始勢力なる領域の最初の顔になる。 これらの後にもたくさん控えている。 しかし日本人にとって一番分かりやすい面をつけている黒い領域という言い方だ。
我々は立ち向かい、受け流し、または正面からぶつかったり、がっぷり組んだり、色々な事をしてこの中国なるリバイアサンを( 人食いを) この地上から無効化させていかなければならない。 それが我々が抱え持つ沢山のお仕事の中の一つだとわたしは捉えている。
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韓国の支配層たちが、韓国でこれから戦争、つまり北朝鮮の侵攻が本当にあり得そうな流れになったことを敏感に感じ取って、次々と海外に逃げ出している。 これは南ベトナムが消滅に向かった流れと本当に同じだ。 そしてこれらの動きが、米韓同盟の事実上の形骸化( 米国は決して破棄はしない。 他の同盟国の手前があるからだ。 しかし、事実上ゼロにするだろう) によって更に加速する時に、我々日本人は朝鮮動乱が再び… 今度はロシア( ソ連) の計画によったものではない形としてそれが起こされるということに身構えておかなければならない。 しかし中国が台本を書いていると仮に考えたとしても、今の北朝鮮体制が習近平体制に臣従する形での実行を行うとは考えにくいのだ。
コントロールを外れた動き、様々なテロが日本に起こされるだろうなと取る。 警戒してほしい。 今年の12月を超えたら、恐らくは危険度は一気に跳ね上がるのだから。
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大統領とは、王と名乗らない王である。 そして王の仕事とは自らの臣民を食わせる事が全てだ。 これまでの大統領において、特に民主党政権の大統領たちは、自国の国民を食わせるということをしてこなかった。 はっきり言えば、国内景気政策が全く無かった能無したちばかりなので、彼らが軍産の持ってきた景気浮揚政策、つまり戦争加圧経済を徹底的に採用してきたのである。 不景気を戦争で吹き飛ばせ、だ。
だから細かいことは抜きにして、大きな理解としては、米国において戦争が行われているときに、大体のところそれは民主党政権だったという事の事実を知っておくことだ。 ( まあ、例外もあるんだけど、大筋は)
弁護士あがりだとか、平和活動家、環境活動家あがりが政治家になり、それらが集まったのが民主党という政治集団だと理解した時に、これらの構成員たちはそもそも最初から企業に勤めたことも、企業を経営したことも、それはつまり、自分以外の他人を食わせた事が人生経験として一回もない連中なのだという、この本当にどうしようもない事実を知らなければならない。
問題は食わせてやれるかどうかだ。 まずはそこからだ。 ところが、人権だとか差別だとかやってる連中は、この部分が全くできていない。 その気もない。 そして 持っている奴らから奪えばそれでいい というこの考え方を全く改めない。
それで問題が解決するのか? しない。 米国民の中間層から下層は、その問題が解決しない連中に今までさんざん食い物にされ、自分の人生における、与えられた単位時間を訳の分からない理想スローガンを唱えて心が騙されたままの状態で葛藤と飢えを感じながら生きてきた。 そして多くのものが人生に絶望して自殺した。
わたしはこの既存の世界においての幸せの確保とは、地球との美しい約束とは、不可分所得と不可分時間のその両方を拡大獲得する事だと何度も言っている。 これからも言う。 この自分が立っている足元の世界における幸せの追求を考えず理解せず行動もしない人間が、よくわからない概念における別の世界やら新しい世界やら次元やらどうしたこうしたに移動しても、結局何もできずに同じことを繰り返して終わるだけだろう。
米国における黒人層の中の保守勢力のものすごい拡大は、自分たちが騙されていた事に気づいた怒りと冷静な理知から出来上がっている。 グダグダ言っても現実は変わらない。 だから彼らは自分の現実を変えるための具体的な行動を開始した。
そうした動きの何割かでも、日本人の我々は、学べるところは学ぶべきだと勝手に言う。 そういう事だ。
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中国の実体経済の凋落が隠せなくなってきている。 上海における工業利益が1-8月の期間で前年比2割減で、これは他の地域の下げ幅よりも大きい。 中国南部地域における大企業群は、これまた3割の下げを出している。 しかしこれらの事実は一瞬発表されたりするのだが、1日もしないうちに削除され、後に粉飾の数字だけが前に出てくる流れに入っている。
中国はおそらくそれでもいいと腹をくくった。 つまり改革開放前の中国に戻っても構わない、あと10年頑張れば米国は必ずその覇権国の座から滑り落ちる… と今の習近平政権スタッフは判断したようだ。
しかし10年後には彼らの内部の人口動態が恐ろしく否定的なものになっていると贔屓目にみても分かるが、彼らはそうした所はみない。 エゴなのかメンツなのか知らない。
人間を、多くの人びとを不幸にする沢山の原因の中にある主要な一つとしての、自尊心の暴走というは、これはもう本当にどうしようもないものなのだなとわたしは色々と思ったのである。