リアル特集−認知症http://17.pro.tok2.com/~avaplus/
いったん発育した脳が損傷されて、その結果として、それまでに獲得された知的能力が低下してしまった状態をいう。この状態について、日本では長らく「痴呆(ちほう)」という呼称を用いてきたが、2004年(平成16)に厚生労働省が、一般的な用語や行政用語としては「認知症」が適当であるとの見解を示し、「認知症」を用いることとなった。同省は、この変更の理由として、「痴呆」という用語は侮蔑(ぶべつ)的な表現であるうえに、症状の実態を正確に表しておらず、早期発見・早期診療等の取り組みの支障となっていると報告している。なお、法律上の用語については法改正のなかで検討され、医学上の用語としては「痴呆」が使用される場合もある。