夢幻戦士ヴァリスII OP Valis The Fantasm Soldier夢幻戦士ヴァリスII(むげんせんしヴァリス、Valis: The Fantasm Soldier)は、1989年に日本テレネットが発売した、横スクロールアクションゲーム。
1986年度制作の『夢幻戦士ヴァリス』の続編。開発は同社・レーザーソフト。
PC版(PC88SR版・98UV版・MSX2/2+)は1989年7月発売。X68K版も発売されたが、配役の声優オーディションのイベントの後に発売されたため発売時期は異なる。
PCエンジン版は1989年6月23日に発売。タイトルから『夢幻戦士』の文字が外され「ヴァリスⅡ」として発売された。PC版と同時開発だったため制作スタッフは別々であり、キャラクターとストーリーの大筋を踏襲しつつ、シナリオ展開や設定がPC版と異なっている。またスタッフロールの制作協力に「アトラス」の名前があり、外注部分があると思われる。
PC版に存在していたマップの迷路要素が排除されてオーソドックスな横スクロール型アクションゲームとなっており、て難易度は比較的万人向けになっている。PC版で追加された着せ替えシステムは採用されていない。
メガドライブ版(SDヴァリス)は1992年2月14日に発売。「SDヴァリス」のタイトルでPCエンジン版のストーリーをなぞらえたパロディとして制作された。ステージ構成はオリジナル版と大きく異なる。PC版の着せ替え要素を踏襲している。
2011年3月17日よりPCエンジン版がゲームアーカイブス(PSP・PS3)で配信された。
夢幻王ログレスが死に、支配者を失った暗黒界ヴェカンティは戦乱の世となった。麗子の知らせによってヴァリアに危機が迫っていることを知った優子は、再び夢幻界へと向かうも時既に遅く、ヴェカンティの統治支配を目論む幻夢皇帝メガスの軍勢の襲撃を受け、女王ヴァリアは息を引き取っていた。そして彼女の遺言により、優子は自身に秘められた出生の秘密とヴァリスの戦士として背負わされた悲しき宿命を知る。
愛する者を奪われた悲しみと怒りを糧に戦いに身を投じる優子とメガス。両者の戦いの果てに待つものは……。