3/3 アメリカ・ニュース報道の危機 「利益第一主義の弊害」「誰も触れたがらない問題を掘り下げるのが記者の仕事です。それが一流の記者というものです」
「記者はかつて英雄でした。しかしニュース業界全体が今や危機に晒されています」
「人々はマスコミをひどく軽蔑しています」
と、冒頭にある様にアメリカニュース業界全体が危機感を持っています。そして、NHKの解説員も同じように「アメリカの最新の姿は、とても他人事とは思えません」と述べています。
大衆がテレビを見なくなりネットへ移行する事で、従来の広告収入が激減している現実があります。そして株主がコスト削減を現場に注文し、現場の葛藤。既存メディアは、市民メディアはやれる事が限られると言いますが、実際に活動している市民記者が多くいます。そもそも、何故ネットに人が移行したかというと、マスメディアがブッシュ政権以降、特にジャーナリズムを果たさなくなったからであり、その辺りが問われています。
07年夏放送。NHK BS世界のドキュメンタリー。